出版社内容情報
谷川童話の傑作を集めた文庫オリジナル版
まず、少年と少女を主人公にした「けんはへっちゃら」四部作ーーこのシリーズは全て「子どもの目の高さ」で描かれた古典的名作。四作それぞれが絵本仕立ての四巻本として刊行されたもの。それぞれのタイトルは「けんはへっちゃら」「しのはきょろきょろ」「とおるがとおる」「せかいはひろし」。中でも現代の〈わらしべ長女〉物の傑作「けん…」は、少年のポケットに入っていた〈ひも〉が〈ふうせん〉になり、〈キャラメル〉→〈子犬〉→〈自転車〉→〈鉄腕アトム〉→そして最後は〈ジャムパン〉になるという、少年の一日を描いた楽しい冒険物語。
「ワッハ ワッハハイのぼうけん」は、この著者にしか書けないようなナンセンス童話の金字塔。和田誠の素晴らしいカラーとモノクロの絵を三十数点収録。
最後の「ここから どこかへ」は、おばけと少年の物語。登場するおばけは、〈部屋住みおばけ〉〈電波おばけ〉〈おならおばけ〉〈好きですおばけ〉〈文字おばけ〉〈からっぽおばけ〉といった不思議な面々。
谷川俊太郎の都会的なユーモアとナンセンスが飛び跳ねる初の文庫版傑作童話集。
谷川 俊太郎[タニカワ シュンタロウ]
著・文・その他
和田 誠[ワダ マコト]
イラスト
内容説明
谷川童話は未だ一度も文庫化されたことがなかった。この小さな本は、子どもから大人までが楽しめる傑作ぞろい。六〇年代から七〇年代に書かれた「けんはへっちゃら」四部作は、“子どもの目の高さ”で描かれた名作中の名作。そして、表題作「ワッハワッハハイのぼうけん」は、この著者にしか書けないような“ナンセンス童話”の金字塔。しかも和田誠によるカラーの絵も収録した豪華版。最後の「ここからどこかへ」は、少年と愉快な“おばけたち”の物語だ。谷川俊太郎の都市的なユーモアとナンセンスが飛び跳ねる、初の文庫版傑作童話集。全篇に和田誠の絵を多数収録。
著者等紹介
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年生まれ。日本を代表する詩人。詩集のほか、絵本・童話など子どもから楽しめる作品も多数
和田誠[ワダマコト]
1936年生まれ。イラストレーションや装丁などの仕事多数。エッセイ・小説・童話・絵本など、多彩な作品も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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