さよなら、田中さん

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さよなら、田中さん

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  • サイズ B6判/ページ数 258p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093864848
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

14歳スーパー中学生作家、待望のデビュー

田中花実は小学6年生。ビンボーな母子家庭だけれど、底抜けに明るいお母さんと、毎日大笑い、大食らいで過ごしている。そんな花実とお母さんを中心とした日常の大事件やささいな出来事を、時に可笑しく、時にはホロッと泣かせる筆致で描ききる。今までにないみずみずしい目線と鮮やかな感性で綴られた文章には、新鮮な驚きが。
友人とお父さんのほろ苦い交流を描く「いつかどこかで」、
お母さんの再婚劇に奔走する花実の姿が切ない「花も実もある」、
小学4年生時の初受賞作を大幅改稿した「Dランドは遠い」、
田中母娘らしい七五三の思い出を綴った「銀杏拾い」、
中学受験と、そこにまつわる現代の毒親を子供の目線でみずみずしく描ききった「さよなら、田中さん」。
全5編収録。


【編集担当からのおすすめ情報】
この秋、出版界の話題をさらう新人作家がデビューします。その名は、鈴木るりか。平成15年生まれの中学二年生。小学館が主催する「12歳の文学賞」史上初3年連続大賞受賞。その際、あさのあつこ氏、石田衣良氏、西原理恵子氏ら先生方から大絶賛を受けましたが、すごいのはその先です。受賞作をもとに、連作短編集に仕上げるため書き下ろし原稿を依頼したのですが、その進化がめざましく、3編の素晴らしい原稿が上がって来ました。
著者14歳の誕生日に、待望のデビュー作を刊行します。
是非、この新しい才能を感じてください。

目次

いつかどこかで・・・・・・・・・・5
花も実もある・・・・・・・・・・・58
Dランドは遠い・・・・・・・・・152
銀杏拾い・・・・・・・・・・・・・163
さよなら、田中さん・・・・・・182

鈴木 るりか[スズキ ルリカ]
著・文・その他

内容説明

田中花実は小学6年生。ビンボーな母子家庭だけれど、底抜けに明るくたくましいお母さんと、毎日大笑い、大食らいで生きている。この母娘を中心とした日常の事件を時に可笑しく、時にはホロッと泣かせる筆致で鮮やかに描ききる。「12歳の文学賞」史上初3年連続大賞受賞。5編からなる連作短編集。圧倒的小説デビュー作。

著者等紹介

鈴木るりか[スズキルリカ]
2003年10月17日東京都生まれ。史上初、小学4年生、5年生、6年生時に3年連続で小学館主催『12歳の文学賞』大賞を受賞。現在都内の中学校2年在学中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

805
鈴木るりかさん、14歳のデビュー作。5つの章から成る連作短篇だが、そのうちの「Dランドは遠い」は小学校4年生の時、巻頭の「いつかどこかで」は6年生の時に「12歳の文学賞」大賞受賞作を改稿したもの。デフォルメが随所にありながらも適度に抑制され、うまく全体と調和している。読んでいて面白く、痛快である。しかも、その底流には生きることの哀しみがペーソスとして流れている。ただ、些か子ども重松清といった気配がしないでもないのだが。語彙も感性も思いっきり豊かな作品。ヒューマニストに推薦!2022/07/19

zero1

639
この本を中学生が書いた?背伸びしている部分はあるが笑えて共感した。母子家庭の花実は小6。母親は肉体労働で収入を得ていた。不審者が学校で問題視されたが、その正体は?母親のお見合い話にDランドに行きたい花には金がない。銀杏拾いと七五三も。感心したのが最後の話。花と同じクラスの男子が登場し、彼の視線で語られる。こうした構成により、物語がより奥行きを見せる。場面の切り替えなど減点部分もあるが、商業ベースで出せる一冊になっている。話題になるにはそれなりの理由がある。少なくとも私はこの作家の別の作品を読みたい。2020/03/22

風眠

635
鈴木るりかさんは、やっぱりあらゆる事を超越した女の子だと思う。スーパー中学生?そんな枕詞はいらない。彼女はもうすでに小説家だ。ひとつひとつは独立した短篇だけれど、その中で起承転結があり、思いもよらない真相が待っている・・・が!そこからが彼女の真骨頂。現実の過酷さを語って終わりではなく、ふわりと暖かな余韻を残してゆく。その筆致は感情に走ってはいない、けれど、どこまでも優しいのだ。登場人物は皆、何かを抱えている。それは壮絶な何かだと思う。そこを書かないから隙間が際立つ。その隙間に人の心の複雑さが見え隠れして。2018/12/24

さてさて

595
小説を読むことはどこまで行っても趣味の領域です。読んでいて楽しい!そう感じられる作品に出会うために私は様々な作品に手を出してきました。そんな中で出会ったのが、刊行時、中学二年生だったという鈴木さんのデビュー作であるこの作品でした。『花実ちゃんみたいな女の子に、私自身なれたらいいなぁと思ってます』とおっしゃる通り、同年代だからこそ表現できる世界がここにある、同年代だからこそ登場人物がリアルに動き回る世界がここにある。この作品はそんな読書の原初の喜びをふつふつと実感させてくれた、まさしく傑作!だと思いました。2022/06/11

三代目 びあだいまおう

457
主人公の花実は母と二人で暮らす小学六年生。生まれたときには既に父親はおらず、思い出はおろか面影さえない。小6の女の子の感受性や目線、大人とは違う、でも真剣な気遣いと行動、何より母親の超個性には大爆笑!『漁港の~』の肉子ちゃんや『佐賀の~』のがばいばあちゃんを彷彿!そんな母親の幸せのために健気になる花実が愛しい❗泣かせるなぁ(マジ涙) この本の語り手は花実。小6目線の語りは新鮮で面白い❗お母さん魅力だらけで好きです‼️最終章だけ視点が変わる。泣きます。泣くしかできなかった!お薦めではない!必読です‼️🙇2019/02/25

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