出版社内容情報
ゴジラ、ウルトラマンの父、特撮の神様といわれ、子どもたちに夢を与え続けた映画監督。
<シリーズ説明>政治家、武将、科学者、まんが家など、知っておきたい日本と世界の人物をまんがと解説で紹介。貴重な資料をもとに、綿密な時代考証で裏うちし、それぞれの輝かしい生涯をシナリオライターとまんが家の共同作業で忠実に再現しています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
96
図書館本 最近NHKBSでウルトラセブンを放送しているので借りてきた。 へええ…。映画(活動写真)の仕事をしている人のことを活動屋と言っていたのか。カンテンの海とか火山噴火の特撮とかはヒトラーの試写室で知っていたのですが、ウエハースのビルにたどんのビルは初耳でした。ほかにもいろいろ工夫していたのだろうな…。 ヒトラーの試写室要素はほとんど無くてメインは戦後の特撮情報でした。2021/10/31
へくとぱすかる
68
特撮の父、そして、ぜひ「おやじさん」と呼びたい人。特撮にかける情熱もすごいが、アイディアマンとして天才的。子どものときから物作り・機械が好きで、それが高じて飛行機学校に入ったほど。超名作「ゴジラ」は50代、「ウルトラQ」放送の頃は、すでに60代だったが、若いスタッフに囲まれながら、特撮技術を伝えようとした。ウルトラ時代の最晩年は多忙だが、輝いていたと思う。解説の市川森一氏も「ブースカ」を書いているが、何といきなり売り込んだもので、採用した円谷の度量、若い人への大きな信頼は簡単にはまねできないものがある。2020/03/13
たまきら
31
モスラを見たがっている娘さんに。「えっゴジラもウルトラマンも!?」とびっくり。そう、オカンが好きな多くの特撮を作った人なんだよ!CGがこれだけ巧みな時代の子どもでも、やっぱり古典作品は面白いようです。ただ映画に少しでも怖い描写があるともうダメなので(小三ですがトトロが一番好き、いまだにもののけ姫もアウト、鬼滅の刃など論外)、スチールが良いみたいです。…スピルバーグも怖い映画がだめだそうで、おかしい。2020/12/30
majiro
8
故郷の名士。ウルトラシリーズはじめ、数え切れない作品に魅了されてきたにもかかわらず、不明にもその生涯を知らずにきた。というわけで、入門書として読んだ。やはり、ハートがないとなにごとも成就しないのだと思い知った!2014/05/16
nutts
6
「かいじゅうのなかって、ひとがはいっていたんだと、おもう?」と興奮気味にまくしたてた後、ふと、何かに気付いたような顔をして・・・。「たいへんだったろうねぇ~。」こういうのを、ひとつ大人になると言うのだろうか、息子よ。父にはわからん(苦笑)。2011/10/08