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出版社内容情報
今、一番胸に沁みる珠玉の感動物語、第5巻
お彼岸の頃、香田(こうだ)家に響いた一本の電話。すずの叔母と名乗る女性は、彼女を捜していたという。会ったこともない親類の出現で、戸惑うすずに三姉妹は…。家族の「絆」と美しい鎌倉の景観を情緒豊かに描いた、大人気シリーズ第5巻!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
431
ヒマラヤの空は空気が薄いので晴れると群青色なんだそうだ。あぁ美しい。前回の帰国で鎌倉にてしらす丼はいただいたが、しらすトーストなるモノが存在するそうで。興味津々。2022/04/06
エンブレムT
231
散らない桜がないように、どんなに大切に思っていても、変わらずにいて欲しいと願っていても、時は流れ景色はどんどん変わっていく。・・・誰にでも起こり得る日常を、時に笑いを挟みつつ淡々と描いてあるシリーズの5冊目。今巻は、理不尽にも思える『死』を真正面から描いてありました。祈るような気持でページを追っていたような気がします。・・・何もかもがなくなってしまうわけじゃなく、なくならないものもちゃんとある。それがわかっているから、私たちは晴れた日の空の青さや、いつかは散ってしまう花を綺麗だと思えるのかもしれない。2013/05/24
抹茶モナカ
216
海猫食堂の肉ぬきカレーの味は残って行く。それは、とても素敵だ。淡い恋愛模様を描く中で、物語の下地のように語られる『死』の問題が、前面に出て来た第5巻。アライさんの髪形がボブだと判明した。2014/04/04
masa@レビューお休み中
205
賑やかなのに切ない。愛しいのに苦しい。届きそうで届かない。そんな生きていると、避けて通ることができない出来事を題材として取り上げている。生きているときれい事では済まされないことが、たくさん出てくる。しかも、逃げることも、後回しにすることもできず、今結論を出さなくてはいけなかったりすることがある。お金のこと、進学のこと、夢のこと、体のこと…。それぞれの問題は、ひとりで解決できるものではない。友人や家族、同僚がいるからこそ、乗り越えることができるんだ。そのことを実感すると、また絆が深まって距離が近づいていく。2012/12/19
cucky
195
好きだから! いい台詞ですね。 ふくちゃん、いい男やんかぁ。 シャチ姉がしこり見つけた時はかなり焦ったけど、良性でよかった! ゆっくり時間かけて読みたい本。2013/05/20