集英社新書
ザ・タイガース―世界はボクらを待っていた

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  • サイズ 新書判/ページ数 286p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087207149
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0236

出版社内容情報

ザ・タイガースは1960年代後半の音楽ブーム「グループ・サウンズ(GS)」を牽引したトップグループ。本書は沢田研二をはじめとしたメンバー達の上京から解散までの軌跡を、膨大な資料をもとに活写する。

内容説明

ザ・タイガースは1960年代後半の音楽ブーム「グループ・サウンズ(GS)」を牽引したトップグループ。本書は、ジュリーこと沢田研二をはじめとしたメンバー達の上京からグループ解散までの約五年にわたる全軌跡を、膨大な資料を駆使し活写する。ザ・タイガースの想い、苦悩、そしてあの時代がよみがえる、渾身の一冊。

目次

プロローグ ロング・グッバイのあとで
第1章 京都から大阪へ―アイビーとビートルズ
第2章 東京―GSブームの到来と亀裂
第3章 東京からニューヨークへ―サイケブームのなかで
第4章 ロンドン、パリそして京都―解散そして復活
エピローグ 四〇年ロマンス

著者等紹介

磯前順一[イソマエジュンイチ]
1961年生まれ。国際日本文化研究センター准教授。文学博士(東京大学)。宗教・歴史研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

52
個性光らせるバンドとしての結合も、個性故の乖離。個性を売りにして、個性を殺す商業化?!積もり積もった心の鬱積を、NYでのCM撮影で爆発させた印象。GS・サイケブーム・キャンティなど、当時の文化・人脈も興味深い。一方、高橋と人見の離脱・解散への姿勢に人生の悲喜。大人としての成長過程?結局、純粋に音楽に戻ることが(ザ・タイガースに限らず)バンド再結成のキッカケなんだろうなぁ。(ファンの方々への失礼を省みず)岸部兄弟が、どうにもバンドと紐付かない・・・。2015/12/10

秋 眉雄

11
バンド結成以前のそれぞれの詳しい生い立ち、解散後の状況を共に省き、結成から解散までの話しだけにしぼっているのがとてもイイと思いました。「おれ慶応の文学部へ入ったんだ。かつみ、きみはまだそんなことをやってるのかい?」最高! 2016/04/29

くさてる

9
グループの歴史について、当時の雑誌記事やインタビュー資料を中心に時系列で再構成してまとめた内容。個人的には漠然としか知らなかった流れを掴むことが出来て興味深かった。宗教、歴史研究家である著者がなぜこの題材をこういうアプローチで、とも思ったけれど、個人的な思い入れについては、ネットを使えば当時からのファンの言葉を読むことが出来るので、こういうアプローチのほうが初心者としては有難かったとも思う。あとは実際に音源や動画を見たり聴いたりしてみたいです。2014/02/04

Humbaba

6
グループで成功することは難しい。そして、成功したあとでもその関係を維持し続けることは更に難しい。メンバーそれぞれが自分の仕事を果たして、それぞれがいるからこそ全体として輝きを持つような状況であっても、あるものにはスポットライトが当てられ、またあるものにはそれほど当てられないということも起こる。それもまた、グループ内での軋みが生じる原因となる。2014/02/07

nadaha

4
グループサウンズという現象が日本の芸能史に現れてから色んなグループがあったが、最も商業的に成功したと言っても差し支えないのがザ・タイガースだろう。アイドル的な人気を博したし、その人気はその後のジュリー現象も生んだ。個人的には、アイドルとして扱われていた事しか知らなかった。けども、ビートルズと同じようにメンバーの志向の違いやナベプロ所属という事で商業ベースでの活動内容などで解散したんだなぁという事が知れてよかったし、ジュリー以外のメンバーの事もわかってよかった。ジュリーを見る目が変わった気がする。2018/06/20

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