集英社新書<br> 人が死なない防災

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集英社新書
人が死なない防災

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087206333
  • NDC分類 369.3
  • Cコード C0236

出版社内容情報

「生存率99.8%」を現出した防災論の全貌!
東日本大震災で大津波に襲われた釜石では、小中学生が主体的避難行動で自らの命を守った。震災前から釜石で画期的な「防災教育」を行ってきた著者が、災害と対峙し生き抜く術を徹底公開。

内容説明

小中学生の生存率、九九.八%(学校管理下では一〇〇%)。東日本大震災で大津波に襲われた岩手県釜石市で、子どもたちはなぜ命を守ることができたのか。そこには、震災前から地道に積み重ねられてきた、画期的な「防災教育」の効果があった。本書では、二〇〇四年から釜石市の危機管理アドバイザーを務めてきた著者が、主体的な避難行動を可能にした「防災教育」のノウハウを余すところなく公開するとともに、いつ災害に襲われるかわからない私たちすべてが知っておかなくてはならない「生き残るための指針」を提起する。

目次

第1章 人が死なない防災―東日本大震災を踏まえて(「安全な場所」はどこにもない;釜石市の子どもたちの主体的行動に学ぶ ほか)
第2章 津波を知って、津波に備える―釜石高校講演録(二〇一〇年七月二日)(津波への備えは、釜石に住むための作法;インド洋津波の惨状 ほか)
第3章 なぜ、人は避難しないのか?(災害は社会的な概念;笑顔と歓声のある被災地 ほか)
第4章 求められる内発的な自助・共助―水害避難を事例に(避難勧告が出せない事例;「全市民への避難勧告」は妥当か? ほか)

著者等紹介

片田敏孝[カタダトシタカ]
1960年生まれ。群馬大学大学院工学研究科社会環境デザイン工学専攻教授。同大学「広域首都圏防災研究センター」センター長。専門は災害社会工学。災害への危機管理対応、災害情報伝達、防災教育、避難誘導策のあり方等について研究するとともに、地域での防災活動を全国各地で展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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M

54
良書です。東日本大震災前から防災対策に尽力されていた著者。10年ひとサイクルとした活動8年めであの東日本大震災による津波…あの甚大な被害をどんなにか無念に思ったか。「率先避難者」となることの大切さ。釜石では、津波の危険を感じた中学サッカー部員達が真っ先に高台の避難所へ向かい、それに倣って近所の小学校の生徒、園児、年配者が一斉に後につき、皆で助け合いながら避難。避難所Aでも中学生がここも危ない、と、さらなる高台へ。その30秒後にはすぐ後ろまで津波が襲った。A地点で留まっていたらほとんどの人が助からなかった。2019/06/08

けぴ

47
東日本大震災での被害の一因として想定にとらわれすぎたことが挙げられている。岩手田老地区の津波は過去最大の明治三陸津波の高さ15メートルを超えた。このため防波堤は津波に易々と乗り越えられてしまった。対策として、1. 想定にとらわれるな 、2. 最善を尽くせ、 3. 率先避難者たれ 〜逃げないといけないと思っても回りが逃げないと、逃げない言い訳を探して逃げずにいる心理が人にはある。逆に率先して「逃げろ!」と声を挙げることで多くの人が助かる。釜石では中学サッカー部員が率先者となったおかげで被害が殆どなかった。2019/03/24

きいろ

28
予約本。全員が生き延びること。自助共助の意識を高めていきたい。もっともっとと思うけれど出来ることは限られていて、だからこそ情報の取捨選択を誤らないように「そのとき」後悔しないように。考えさせられる。2015/10/31

saga

24
本書は教授が東日本大震災前から取り組んだ防災講演会を元に上梓されたものだ。なので、敢えて震災前の第2章から読み始め、第1章「釜石の奇跡」と称される「人が死なない防災」へと読み進めた。教授の論は震災前後でブレることがなく、その論旨は明快で爽快だ。災対基本法成立後、国・地方自治体は総力を挙げて防災対策を行ってきたが、それが国民・住民を災害過保護にしてしまった。指示待ち世代なんて揶揄する人も、こと命を守ることに指示を要するなんて滑稽であり悲しいことだ。正常化の偏見と併せて、私達の意識改革が必要だと感じた。2013/07/02

Mark

19
この本には、物事の真理や本質が述べられている。まさにそのとおりであると思う。しかし、本当にどうしたらいいのだろうか、地域によって実情は異なり、いかにして自助共助の心、考え方、覚悟を育成するのかは並大抵のことではいかないとも思える。2020/02/16

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