集英社新書
学校崩壊と理不尽クレーム

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087204551
  • NDC分類 374.6
  • Cコード C0237

内容説明

教師や学校に理不尽なクレームを突きつける保護者、いわゆるモンスターペアレントの増加は教育の世界のみならず、社会的にも大きな問題となっている。教師を疲弊させ、学校崩壊をも招きかねないその存在はなぜ生まれ、増え続けているのか―。長らく教育の第一線で保護者対応の窓口を務めてきた筆者が、社会背景も含めてその実態を詳細に分析し、解決策を提言する。クレーム対応の方法や理不尽にならないクレームのつけ方など、具体的なノウハウは学校以外の様々な場面で応用することができる。

目次

第1章 壊れていく教師たち
第2章 クレーム社会の到来
第3章 クレーマーを生み出す社会
第4章 クレーマーを生み出す家庭
第5章 クレーマーの類型
第6章 理不尽なクレーマーとならないために
第7章 教師のクレーム対応
第8章 クレーム社会からの脱却

著者等紹介

嶋崎政男[シマザキマサオ]
1951年生まれ。東京都立大学人文学部心理学科卒業。東京都立川市立立川第二中学校教輸、都立教育研究所学校教育相談研究室指導主事、東京都杉並区立西宮中学校長、同杉並区立天沼中学校長などを経て、東京都立川市立立川第一中学校長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

6 - hey

5
たった10年で2倍以上になった教師の精神性疾患者。何が公正なクレームか、何が不公正なクレームかを見極めなければならない。2013/07/13

しめ

1
クレームに対しどう対応するかということよりも、どちらかといえばその「起源」と、事例集的な新書。時代に即した対応を適時適切に行っていかなければならない。行政としては制度をつくること、支援することがどうしてもメインになりがちなので、現場を意識して運用することが重要。2016/08/11

epitaph3

1
読了。クレームの裏にある保護者の思いを汲み取ることができるように。クレームから学ぶように。しかし、理不尽なクレームには、原則を守った対応を。ただし、最も悲しいことは、クレームがない、つまり、言いたいことがあっても言わない、言えない、学校が閉鎖的で、保護者も学校を無視してしまうことである。2014/09/03

fanfan

1
モンスターペアレントの増加、読むとなるほど心当たりが。同世代の父兄たちが頻繁にクレームを持ち込む姿勢に驚くことが増えたのは事実。納得出来ずに先方の見解を聞きに行くのはクレームでもモンスターでもないけれど、やはり学校と親はパートナーであるべきで決してどちらかが弱者になってはいかんよ、と思う。2012/10/07

notti0929

1
クレームの対処法について、実例を交えながら解説している。しかし、問題の本質に触れていないため、小手先の技術紹介の域を出ていない。問題の本質とは、本書にも事例として登場しているが、教育委員会、日教組といった、本来であれば学校の味方であるはずの権力が、モンスターペアレントと共に、学校に圧力をかけているという事実である。この件について、筆者はどうして批判しないのか。批判できない事情でもあるのだろうか。2010/12/13

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