出版社内容情報
注意力散漫で、いじめや不登校を引き起こす注意欠陥・多動性障害」(ADHD)の子どもを救うためにできることとは・・・。
内容説明
大反響!『のび太・ジャイアン症候群』につづく実例解決集。「落ち着きがない」「すぐ気が散る」「あと先を考えず突っ走り、危険な行動をとる」。こんなADHD(注意欠陥・多動性障害)の子どもを救うために、親と教師が今すぐできること、きょうから実践すべきこととは。文部省生涯学習振興課課長・寺脇研氏との対談も掲載。実例と解決策がぎっしり。
目次
序章 私が日本に帰国し、クリニックを開設するに至った理由
第1章 日本の子どもたちが発しつづける心のSOS
第2章 「ADHD白書」―ここまで悪化していた日本の現状
第3章 のび太・ジャイアン症候群実例解決集―私が行っているADHD治療の実際
第4章 家庭で学校で、子どもたちに今すぐできる、これだけのこと
第5章 ADHDの気がかり、不安のすべてに答えます
第6章 対談 学校に物が言えない、全国のお母さんへ(寺脇研;司馬理英子)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まいむん
2
ADHDというのは、病気ではない。レッテルを張って、区別することはない。ただ、症状があるだけだ。 理解して、改善する手立てを適切に講じれば、今よりも、もっとすばらしい日が待っているはず。そんなふうに思えて、勇気が出る。 しかし、特徴をチェックしてみたら、うなづくことばかりであった。やはりそうであったか、の感涙もの。 私にとって、この分野の最初の1冊。 素晴らしい。2012/12/19
くらげ@
2
(☆☆☆☆☆)注意欠陥性多動障害についてわかりやすい説明がされており、具体的な対応などにも触れられているため家族にも読みやすいと思われる。しかしスペクトラムとして他の障害も合併している可能性が高く、時にPDDでは?と思うような説明もあるが、ひとくくりにせずその子が必要としているものを提供することが大切だと感じた。2011/10/24
みーあ
1
★4 1と同じ内容も多々見られるが、より踏み込んだ内容になっている。『子どもによっては今、学校を休んで、あとでまた勉強を再開してもよいのでは』という著者の意見は同感だ。勉強は自ら学びたいと思わないと頭に入らないので。好きな時に学習できる社会、学び直しが出来る社会、これ今言われている生涯学習社会だよな~。私も学びたいことがある。お金も時間もかかるけれど、その時間は至福の時間でご褒美でもある。で、そのことでバーージョンアップしてより社会の役に立つ人材になれば、報酬もやりがい、生き甲斐も増え幸せ感が増す好循環。2019/05/03
ふら
1
具体的な例と対処法も書かれ、子どもはもちろんのこと、親にも優しく寄り添ってくれている。やさしい内容でADHDへの理解も深まった。2011/10/16
りんふぁ
0
司馬さんのは分かりやすい。2014/03/09