講談社選書メチエ<br> 地中海世界の歴史〈1〉神々のささやく世界―オリエントの文明

個数:
電子版価格
¥2,365
  • 電書あり

講談社選書メチエ
地中海世界の歴史〈1〉神々のささやく世界―オリエントの文明

  • ウェブストアに17冊在庫がございます。(2024年05月30日 13時15分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065354254
  • NDC分類 209.3
  • Cコード C0322

出版社内容情報

地中海を中心に興亡を繰り返したさまざまな古代文明の世界、すなわち「地中海世界」の歴史を、古代ローマ史研究の第一人者、本村凌二氏が描きつくす。講談社選書メチエ創刊30周年を記念して堂々刊行する、全8巻。第1回配本は、1・2巻の同時発売。
「地中海世界」といえば、従来は「古代ギリシア・ローマ世界」と同義と思われてきたが、近年の研究ではもっと広く、古い時代からとらえられるようになったきた。それは、文明の発祥地メソポタミア、エジプトから、ペルシア帝国、ギリシアの都市国家を経て、ローマ帝国の誕生と崩壊にいたる、約4000年の歴史世界である。文字・貨幣・一神教の誕生、独裁制と民主主義、哲学と科学による真理の探究など、現代に続く人類の営みは、この「地中海世界」で始まっている。
第1巻は、地中海世界が共有する神話の世界から説き起こす。メソポタミアに文明を興したシュメール人の神々は、人間に何を語りかけたのか。古代エジプトの異形の王が断行した宗教改革とは。弱小勢力が興亡するパレスティナに起こった人類史的変動とは何か――。
1000年に一度の「文明の転換期」とも言われる現在、「1000年単位の歴史の変動」とはどんなものなのか、人類の歴史と現在を考える全ての読者にお送りする必読のシリーズ。

目次
序章  地中海世界とは何か
第一章 愛の女神イナンナに始まる
1 文字と都市の出現
2 シュメールの王、ギルガメシュ
3 「戦争」と「平和」の風景
4 アッカドからバビロニアへ
第二章 神々の河は地中海にそそぐ
1 聖なるナイルの王権
2 時はピラミッドを怖れる
3 古王国・中王国時代
4 新王国時代
第三章 両翼の狭間で
1 シリア・パレスチナの馬と群雄
2 ヘブライ人の登場
3 海の民とフェニキア人    
第四章 神々の声が聞こえる
1 叙事詩のなかの神
2 神の声を聞く人々
3 自然信仰とマアト
4 心性の考古学

内容説明

「地中海世界」とは、古代ギリシア・ローマだけではない。文明発祥の地メソポタミアからローマ帝国の崩壊まで、多彩な文明が興亡した四〇〇〇年にわたる歴史世界である。シュメール人の神々は、人間に何を語りかけたのか。古代エジプトの異形の王が断行した宗教改革とは。民族の坩堝パレスティナに起こった人類史的変動とは何か。国家、宗教、思想、芸術―現代に続く営みのすべてが、この地中海世界で始まっている。未踏の全八巻、刊行開始!

目次

序章 地中海世界とは何か
第1章 愛の女神イナンナに始まる(文字と都市の出現;シュメールの王、ギルガメシュ;「戦争」と「平和」の風景;アッカドからバビロニアへ)
第2章 神々の河は地中海にそそぐ(聖なるナイルの王権;時はピラミッドを怖れる;古王国・中王国時代;新王国時代)
第3章 両翼の狭間で(シリア・パレスティナの馬と群雄;ヘブライ人の登場;「海の民」とフェニキア人)
第4章 神々の声が聞こえる(叙事詩のなかの神;神々の声を聞く人々;自然信仰とマアト;心性の考古学)

著者等紹介

本村凌二[モトムラリョウジ]
1947年生まれ。一橋大学社会学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。文学博士(西洋史学)。東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授、早稲田大学国際教養学部特任教授を経て、現在、東京大学名誉教授。おもな著書に『薄闇のローマ世界―嬰児遺棄と奴隷制』(東京大学出版会、サントリー学芸賞)、『馬の世界史』(中公文庫、JRA賞馬事文化賞)ほかがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さとうしん

10
メソポタミア、エジプトの歴史をメインにしてヘブライ人、フェニキア人なども扱う。本巻で引き込まれたのはタイトルにもある神々の世界である。アクエンアテンの一神教信仰は彼の死後完全に忘れ去られてしまったわけでもなく、個人が直接に神に語りかけるという形での個人信仰のめばえに影響を与えたのではないかと言う。個人的にはオリエントの人々が神の声を聞いたとしたら、同時代の中国人は神の声を聞けたのかどうか気になるところである。2024/04/12

Οὖτις

0
神とは祈りとは人間とは等と現代のヒトは考え続けています。人間の行動や思惑の根拠をあまたの神のなせる業であると古代人は思っていたのかもと私はぼんやり考えていましたが、ひょっとすると自我、意識そのものが変容したと先生はおっしゃっているのでしょうか。人間は5000年前も今も少しも変わっていないと思っていたのですが、また闇に放り込まれたような気もしています。第二巻へ行きます。神がそのように命じました。2024/04/30

(ま)

0
愛と戦いの女神イナンナ(イシュタル)から始まる地中海世界の歴史。最後は二分心論へ... ローマはオリエントか2024/04/24

解析概論

0
メソポタミア、エジプト、シリアの各地域が、時代が進むにつれて、各地域と相互に関わり合っていく様子がわかりました。二分心による古代人の心性を説明する部分には、まだまだ知らないものの見方があるのを感じました。2024/04/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21874191
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品