講談社現代新書<br> 今を生きる思想 ミシェル・フーコー―権力の言いなりにならない生き方

個数:
電子版価格
¥499
  • 電書あり

講談社現代新書
今を生きる思想 ミシェル・フーコー―権力の言いなりにならない生き方

  • 提携先に3冊在庫がございます。(2024年05月24日 00時47分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 112p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065304587
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C0210

出版社内容情報

権力はあらゆる関係に遍在し、私たちの生を規定する。そうした権力が織りなす現実を耐えがたいと感じたとき、状況を批判的に捉え、いまとは違った社会を、自分を、実現する道はどこにあるのか。

私たちはなぜこのような状況に置かれているのか?
何に我慢がならないのか?
こんなふうに統治されないためにはどうすればよいのか?

[本書のおもな内容]
●権力は誘惑し、行為を促す
●学校・会社・病院は、人を「最適化」する装置である
●完全競争実現のため、新自由主義は社会に介入する
●私たち「ひとり企業家」の能力(スペック)向上の努力に終わりはない
●政治とは、自他の統治が入り乱れる「ゲーム」である
●主体には、つねに別の振る舞いをする力が備わっている
●批判とは、「このようには統治されない技術」である
●哲学的に生きるとは、社会を批判的に捉え、真実を言い、自分自身を変えること

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
100ページで教養をイッキ読み!
現代新書の新シリーズ「現代新書100(ハンドレッド)」刊行開始!!

1:それは、どんな思想なのか(概論)
2:なぜ、その思想が生まれたのか(時代背景)
3:なぜ、その思想が今こそ読まれるべきなのか(現在への応用)

テーマを上記の3点に絞り、本文100ページ+αでコンパクトにまとめた、
「一気に読める教養新書」です!
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

内容説明

権力はあらゆる関係に偏在し、私たちの生を規定する。そうした権力が織りなす現実を耐えがたいと感じたとき、状況を批判的に捉え、いまとは違った社会を、自分を、実現する道はどこにあるのか。

目次

第1章 権力は誘惑する―権力と主体の生産(権力とは関係である;一九六〇年代の騒然とした時代から生まれた権力観 ほか)
第2章 魂をどのように導くか―規律的な導きから自己と他者の統治へ(規律のはじまりとしてのキリスト教;求道者の導きから他者の導きへ ほか)
第3章 人はみな企業である―新自由主義という新たな統治性(一九七〇年代後半の統治理性の転換を捉えようとしたフーコー;国家による自己統治としての人の統治 ほか)
第4章 ほんとうの生を生きる―対抗導きと集合的主体(自己の統治と他者の統治が入り乱れる自由な統治空間;対抗導きと終わりない司牧 ほか)

著者等紹介

箱田徹[ハコダテツ]
1976年生まれ。京都大学経済学部経済学科卒業。神戸大学大学院人間文化科学専攻博士課程修了。博士(学術)。天理大学准教授。専門は思想史・現代社会論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

68
やっぱりフーコーの論理は難しい。概説である本書の内容さえ簡単には呑み込めない。フーコーが生きた時代背景とキリスト教の考え方がベースになっているということはわかった。2022/12/24

おたま

46
100ページで一思想家の考えの要点をまとめるシリーズの1冊。さすがに100ページでの要約には限界がある。キー概念の解説ぐらいになっているが、それでもフーコーの権力論から統治論への流れの概要は分かる。特にその生権力(=規律+生政治)のところは予備的な知識も少しあるのでだいたい理解できた。さすがに「導き」や「統治」というのはよく分からない。もう少し詳しい説明が必要となろう。新自由主義に対して、フーコーが個人をも「企業」として捉えていたことは、自己責任論や国家が競争を作り出すべく介入するという点で理解できた。2023/01/25

かみぶくろ

44
2.3/5.0 後期フーコーの統治論について書いてあるらしいが、なに言ってるのかびた一文分からず、俺ってバカなんだなっていう疑いが確信に変わりました。新書なんだからもうちょいバカにも分かるよう噛み砕いてほしかったです。2023/02/10

フム

42
面白くて2回読んだ。100ページしかないこともあって。2回目はメモを取りながら真剣に読んだので、勉強になって良かった。副題にもある権力という言葉を、私はよくわかっていなかったかもしれない。フーコーの考える権力とは禁止したり抑圧したりというような、相手のふるまいを思い通りにできる能力や権限ではない。個人や集団に働きかけ一定のふるまいを課したり促したりすることによって下から従属的に形成される。コロナ禍においてパンデミックを管理統制する生権力が問題になったことを思い出す。2023/02/12

venturingbeyond

35
県高校総体期間中の臨時時間割で、生徒の読書監督中に読了。「考古学」期までをばっさりカットし、「系譜学」期以降の後期フーコーが、「統治性」をどのようなパースペクティヴの中で論じているのか、簡潔に、そしてとてもリーダブルにまとめてある良書。シリーズの売りである100ページ前後の分量で、初学者にも後期フーコーの問題意識のコアが伝わるように叙述する著者の力量に感嘆させられました。慎改康之『ミシェル・フーコー』(岩波新書)もかなりの良書ですが、後期部分の叙述としては本書の方がさらに読みやすいと思います。2023/05/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20465029
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。