ブルーバックス<br> 時計遺伝子―からだの中の「時間」の正体

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ブルーバックス
時計遺伝子―からだの中の「時間」の正体

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065293904
  • NDC分類 491.3
  • Cコード C0245

出版社内容情報

体内時計とは何か? 生体リズムはどのように生まれるのか?
時計遺伝子は、様々な体の機能に関わっていた!

・生体リズムの乱れが、生活習慣病を引き起こす
・深夜にコンビニに行くと元気になるのはなぜか
・「朝日を浴びると良い」「寝る前のスマホは良くない」理由とは
・「寝る子は育つ」の本当の意味
・時差ぼけを解消する薬ができる?
・ブルーライトはなぜ体に良くないのか?
・朝型・夜型を決める遺伝子があった
・分子レベルでみた「規則正しい生活」が大切なわけ
――遺伝子レベルで体内に何が起きている?


睡眠、血圧、体温、ホルモン分泌……
体の中で起きているほとんどの生理現象は24時間の生体リズムを示します。一体なぜか。
その謎に答えを出したのは、2017年のノーベル生理学・医学賞のテーマにもなった「時計遺伝子」でした。
37兆個の全細胞に存在する時計遺伝子が臓器のリズムを作り、脳の視交叉上核という小さな部位が司令塔となって、全身の「時間」を司っていたのです。
哺乳類における生体リズム研究の第一人者が、その分子機構から、睡眠障害・生活習慣病の関係までを解説。

【主な内容】
第1章 からだのリズムを作る時計遺伝子
第2章 生体リズムはどこで作られるのか? ――時計中枢の発見
第3章 時間情報の送信ルートを特定せよ ――脳から全身の臓器に至るまで
第4章 時計遺伝子は細胞分裂の時間も決める
第5章 光と時計遺伝子の深い関係 ――「朝日を浴びると良い」理由
第6章 生活習慣病と時計遺伝子 ――高血圧を分子レベルで解明する
第7章 時差ぼけはなぜ起こるのか? ――生物が初めて直面したリズム異常
第8章 視交叉上核の謎を解く ――朝型・夜型遺伝子の発見と睡眠障害治療薬の可能性
第9章 睡眠と時計遺伝子 ――霊長類の時計と睡眠覚醒リズム
第10章 なぜ生物は体内時計を持つようになったのか ――からだの「時間」を作る様々なメカニズム

内容説明

睡眠、血圧、体温、ホルモン分泌…。体の中で起きているほとんどの生理現象は24時間の生体リズムを示します。一体なぜか。その謎に答えを出したのは、時計遺伝子でした。37兆個の全細胞に存在する時計遺伝子が臓器のリズムを作り、脳の視交叉上核という小さな部位が司令塔となって、全身の「時間」を司っていたのです。哺乳類における生体リズム研究の第一人者が、その分子機構から、睡眠障害・生活習慣病の関係までを解説。

目次

第1章 からだのリズムを作る時計遺伝子
第2章 生体リズムはどこで作られるのか?―時計中枢の発見
第3章 時間情報の送信ルートを特定せよ―脳から全身の臓器に至るまで
第4章 時計遺伝子は細胞分裂の時間も決める
第5章 光と時計遺伝子の深い関係―「朝日を浴びると良い」理由
第6章 生活習慣病と時計遺伝子―高血圧を分子レベルで解明する
第7章 時差ぼけはなぜ起こるのか?―生物が初めて直面したリズム異常
第8章 視交叉上核の謎を解く―朝型・夜型遺伝子の発見と睡眠障害治療薬の可能性
第9章 睡眠と時計遺伝子―霊長類の時計と睡眠覚醒リズム
第10章 なぜ生物は体内時計を持つようになったのか―からだの「時間」を作る様々なメカニズム

著者等紹介

岡村均[オカムラヒトシ]
1952年、滋賀県生まれ。1979年、京都府立医科大学医学部卒業後、国立岡山病院小児医療センター研修医を経て、1981年、京都府立医科大学助手。その後、フランス国立医学研究所・同科学研究所へ留学。神戸大学医学部教授、京都大学大学院薬学研究科教授などを歴任し、2020年より京都大学名誉教授。医学博士。専門は時間生物学。塚原仲晃記念賞(99年)、井上学術賞(01年)、日本医師会医学賞(03年)、紫綬褒章(07年)、Aschoff‐Ruler Prize(08年)、東レ科学技術賞(16年)など受賞・受賞多数。哺乳類における生体リズムの分子機構の解明に取り組んでおり、現在は霊長類での解明を目指している。画家サルバドール・ダリやアルゼンチンの作家ホルヘ・ルイス・ボルヘスが提示する時間の謎を科学の言葉で解き明かすことを考えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

テト

21
地球上ではほとんどの場所で昼と夜の一日があり、その一日にあわせて当たり前のように、昼と夜それぞれに合わせた生活が、地球上に住む生物の基本になっている。このような一日を感じるからだの中の仕組みとして、時間に合わせた発現をする遺伝子があるということだが、それらの発見のストーリーはやはりおもしろかった。お昼前に頭が冴えて、夕方に体がよく動くのか、からだの潜在的な仕組みに驚かされるばかりだった。2023/09/13

サワークリーム

14
生体リズムに関する最近の研究がわかる良書。著者の講演で実際使われたスライドを用いての説明が楽しい。mRNAがただの運び屋ではなかったとは!mRNAのメチル化によって生体時計の制御にかかわっているというのは驚きだった。視交叉上核の細胞は、体外に出されてもほぼ永久に24時間リズムを刻み続けるという。原始の海で、シアノバクテリアが既に時計タンパク質KaiCを獲得していたこと、そこから視交叉上核の時計中枢まで、どのような進化の過程を辿ったのか、色々と想像が膨らむ。今後解明が進んでいくことが楽しみである。2023/01/29

kana

8
生体リズムは視交叉上核で刻まれている。これが中枢時計(体内の標準時刻)の役割をし、自律神経を通して全身の細胞に時間情報を伝えている。専門用語が多かったので少し大変だったが、研究の試行錯誤の過程が詳しく書かれており、研究者の奮闘記として読むのにも面白かった。2023/01/23

うぃっくす

8
視交叉上核すごいわー。光を感じる細胞?遺伝子?は植物から感染したウイルスだったみたいなのを思い出しました。結局巷にあふれてるサプリ飲んだりするより早寝早起きしてストレスなくスマホいじらず生きてるのが健康なんでしょうね。時計遺伝子とか光の信号を受け取った視交叉上核が自律神経を通じて臓器や(副腎→糖質コルチコイドの分泌を通じて)細胞が一日のはじまりを認識する、という流れ。成長ホルモンの分泌だけでなくて細胞分裂にまで関わるとは…明日からとりあえず早起きして散歩だ!面白かった!2022/11/30

ochatomo

6
研究を丁寧に解説 2022刊2023/01/03

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