出版社内容情報
第1部 心と性格のしくみ
【第1章】すべての人は人格系と発達系に分けられる
人の性格は二つの傾向に分けられる
空気は読まない発達系
あなたの周りにも発達系は普通にいる
空気ばかり読む人格系
世間にあふれる人格系
必ずぶつかる人格系と発達系
みんな人格系と発達系のブレンドでできている
相手次第で人格系と発達系が入れ替わる
なぜ二つの傾向に分けられると考えたのか
生きづらさの正体に迫るために
【第2章】天真爛漫な発達系
自由で正直、世界の中心で今を生きる
空気が読めず誤解され怒らせる
発達障害のスペクトラム
非定型発達という考え方
大人になって発見される発達障害
発達系は独特のアンテナで外部と交感する
非定型発達者の生きづらさ
【第3章】周囲が気になる人格系
ルールと気配りの人格系
常識と人の評価に縛られる
「神経症(ノイローゼ)」という言葉の曖昧さ
人格系と自己愛性人格障害の近さ
自己愛性人格障害とは何か
人格系の「もうひとつ」の顔
生きづらくても普通ならマシ
人格系は自由から逃走したい
第2部 生きづらさから解放される
【第4章】私のなかの「もうひとりの私」
あなたは人格系?それとも発達系?
心は混成物である
相手によって性格は変わる
自分を知るための深層心理学
心には「無意識」の世界がある
私のなかの「もうひとりの私」
「投影」という心のメカニズム
「もうひとりの私」は反対のタイプ
「もうひとりの私」にだまされないために
見破られるだけで「投影」は消えてなくなる
人格系と発達系がぶつかりあう本当の理由
人は心の内でも外でも「もうひとりの私」と対峙している
なぜ人を憎むのか、なぜ生きづらくなるのか
【第5章】自分と仲直りする方法
人間関係を改善するために
他人との関係改善がおのずと進むとき
ひとりでできる「もうひとりの私」との対話
他人との関係は自分のなかでの仲直りと連動している
真っ先に仲直りしなければならないのは自分自身
「もうひとりの私」と仲直りする
心のなかの葛藤の解消がおのずと進むとき
「もうひとりの私」との対話がはじまる
「人格系―発達系」分類の使い道
自分と対話する深層心理学の技法
無意識の影響がわかる言語連想テスト
アクティブ・イマジネーションの手順
内容説明
空気が読めるから同調圧力に苦しむ人格系。自由で正直だから人を怒らせやすい発達系。どちらのタイプも心のなかでは、両方の傾向がせめぎあっている。心のしくみを知ることで、生きづらさから解放される。
目次
1 心と性格のしくみ(すべての人は人格系と発達系に分けられる;天真爛漫な発達系;周囲が気になる人格系)
2 生きづらさから解放される(私のなかの「もうひとりの私」;自分と仲直りする方法)
著者等紹介
老松克博[オイマツカツヒロ]
1959年、鳥取県生まれ。1984年、鳥取大学医学部卒業。1992~95年、C・G・ユング研究所(チューリッヒ)留学。大阪大学大学院人間科学研究科教授。臨床心理士。ユング派精神分析家。博士(医学)。専門は、臨床心理学・精神医学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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