内容説明
精神疾患の治療(マイナスをゼロへ)の枠を超え、さらなる「幸せ」を目指す、ユニークな心理学が誕生した。“ポジティブ心理学”は人生の価値観を問い、哲学的知見も融合する、総合学である。同じ環境で暮らす修道女の、寿命の差に潜む驚くべき原因とは?利他行動は、精神にどんな良い影響を生むのか…?さまざまな実験から、自らを「幸福」状態へと導くメソッドを、学術的に検証。新たな学問の可能性と個人、社会への活用法を、政治学者が、豊富な実例をふまえ、細やかに解説する。
目次
序章 政治学者、ポジティブ心理学と出合う
第1章 幸福へのアプローチ ウェルビーイング(良好状態)の科学的解明(「心」のあり方が現実を変える―「修道女研究」の衝撃;幸福をもたらす感情・心理を測る;「実践的科学」というポジティブ心理学の特質)
第2章 本当の幸せを生み出す「美徳」と「人格的強み」の再発見(短期的快楽か、長期的幸福か。ヘドニア‐エウダイモニア論争;二四の「強み」から検証する“人間”の物語)
第3章 個人から社会へ―。ポジティブ心理学の包括的発展(「心の状態」を善くする組織・制度とは?;高齢化社会への希望「ポジティブ健康」;次世代のための「ポジティブ教育」;ビジネスの成功を導く「ポジティブ組織学」;繁栄する社会への「ポジティブ政治経済」)
著者等紹介
小林正弥[コバヤシマサヤ]
1963年東京都生まれ。千葉大学大学院社会科学研究院教授。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別招聘教授。専門は、政治哲学、公共哲学、比較政治学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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bonbon99
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けーこ
呑司 ゛クリケット“苅岡
Haruki