出版社内容情報
能力を直ちに向上させるのもいいが、その前に、自身の力を最大限に発揮するためにはどうすればよいか? 日々のあらゆる局面においての、効果的な目標の立て方、他人との比べ方、アドバイスの送り方・受け方、あがりの手なずけ方を、心理学の知見より裏付けし、パフォーマンス向上への道筋を示す。
あなたの力は、きっとそんなものじゃない――。自己啓発本と一線を画す、
教育心理学の最新の成果に裏付けられた「最強の自分をつくる」ための上質なヒント。
内容説明
あがりに圧しつぶされ、ライバルとの差に打ちのめされ。あなたのパフォーマンスを、邪魔するのは何か?漠然と能力向上を夢見る前に、まず持てるポテンシャルを最大限に発揮するには―人の能力は、もともとほとんど使われてはいない。本来持てる力を解き放ち、限界に挑む方法を説く。自己啓発書とは一線を画す、最新の心理学からのメッセージ。
目次
第1章 目標を設定する
第2章 目標を実行する
第3章 フィードバックしてみる
第4章 「有能感」をはぐくむ
第5章 人と比べてみる
第6章 あがりに対処する
第7章 己を知る
著者等紹介
外山美樹[トヤマミキ]
1973年宮崎県生まれ。筑波大学大学院博士課程心理学研究科中退。博士(心理学)。現在、筑波大学人間系准教授。専攻は教育心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまご
13
理想の自分(=目標)にたどり着くまで,道程の目標も立ててながらとるべき行動を考える.ここまではよくある話.その後が面白かった.計画がここまでうまくいった,とするのか達成するまであとこれだけ,とするのか.フィードバックを受けるタイミングや回数による差.その人の性格(促進型/防止型)や主義(楽観/悲観主義)で良い対応方がことなるのですねえ.自分の性格と主義がどうなのか,判断できるテストがついててほしかった. そして防止型の悲観主義者が政策を作る側にいると災害や万一の時にとても良いのではと思った.特に今.2020/04/03
takao
2
ふむ2022/09/06
永渕智大
2
つい大舞台になってしまうと緊張してしまう人、努力が続かない人、どうしたら自分の力を発揮できるだろうと悩んでいる人、そう言った人たちに読んで欲しい本です。私も自分の性格をよく理解した上で、自分にはどの方法があるのかをこの本で模索していました。2021/03/25
Asadaman
1
モチベーションやパフォマーマンスを高めるための方法は万人に共通するものはないとわかった。自分に合ったやり方を探っていきたい。
n-shun1
1
カタストロフィモデルというのを初めて聞いた。 実行意図というのも初めて聞いた。 大学生や高校生でも読める平易な文章。大学生や高校生は自分の力を発揮する場もおおいだろうから,おすすめ。2020/08/15