講談社現代新書<br> 京都のおねだん

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講談社現代新書
京都のおねだん

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062884198
  • NDC分類 291.62
  • Cコード C0236

出版社内容情報

お地蔵さんの貸出料は3000円、史上初の抹茶パフェは1080円、では花代は?謎めく「おねだん」 に京都人の思考を解読する快著なぜこれがこんな高いのか、あんな安いのか、なんで無料なのか、そもそもあんなものになんでおねだんがつくのか――
大学進学以来、京都住まい二十余年。往々にしてそんな局面に出くわした著者が、そんな「京都のおねだん」の秘密に迫る。
そもそも「おねだん」の表示がされていない料理屋さん、おねだん「上限なし」という貸しビデオ屋、お地蔵さんに生ずる「借用料」。
そして究極の謎、花街遊びにはいくらかかる?

京都人が何にどれだけ支払うのかという価値基準は、もしかしたら京都を京都たらしめているゆえんかもしれない。
京都の「おねだん」を知ることは、京都人の思考や人生観を知ることにつながるはず。
2015年サントリー学芸賞芸術・文学部門を受賞、気鋭のチャップリン研究者にして「京都人見習い」を自称する著者による、初エッセイ。

プロローグ おもてなしのおねだん(3万2000?9万円)
第一章 食のおねだん
〈料理のおねだん 2万5000円から〉
〈「抹茶パフェ」のおねだん 1080円〉
〈ハイカラな爆弾のおねだん 150円〉
〈水のおねだん 1キロ260億円〉
第2章 季節のおねだん
〈お地蔵さんのお貸出のおねだん  3000円から〉
〈春は7倍 秋は10倍〉
〈冬の寿司のおねだん 1890円〉
〈夏の風 1500円から〉
第3章 絶滅危惧種のおねだん
〈「旦那」を生む(?)土地のおねだん 公示価格の3?4倍〉
【補足 〈京都〉の範囲について】
〈跡継ぎのおねだん 1000円〉
〈映画ビデオのおねだん 上限撤廃〉
〈静寂のおねだん 1050円〉
〈公家のおねだん 1万円 侍のおねだん 3500円〉
〈仕出しのおねだん 一万数千円〉
〈京都大学の自由(?) およそ3万円〉
第4章 舞妓・芸妓のおねだん、すなわち、京都のおねだん
〈夏の芸舞妓はん 1800円?〉
〈萌え系舞妓のおねだん 0円〉
〈花街で、自腹で遊んでみた!〉
エピローグ 東京の「京都のおねだん」、あるいは私のおねだん 5000円から7500円
【本書に登場した場所・お店】


大野 裕之[オオノ ヒロユキ]
著・文・その他

内容説明

史上初の抹茶パフェ=¥1080、お地蔵さんのお貸出=¥3000~、旦那遊びを支える土地代=公示価格の3~4倍。京都人が隠しておきたい、千年の都の「おねだん」。

目次

プロローグ おもてなしのおねだん 3万2000円~9万円
第1章 食のおねだん
第2章 季節のおねだん
第3章 絶滅危惧種のおねだん
第4章 舞妓・芸妓のおねだん、すなわち、京都のおねだん
エピローグ 東京の「京都のおねだん」、あるいは私のおねだん 5000円~7500円

著者等紹介

大野裕之[オオノヒロユキ]
1974年大阪府生まれ。茨木高校卒。京都大学大学院人間・環境学研究科後期博士課程所定単位取得。専攻は映画・演劇・英米文化史。著書に『チャップリンとヒトラー―メディアとイメージの世界大戦』(岩波書店、第37回サントリー学芸賞)、など。日本チャップリン協会会長、脚本家、映画・演劇プロデューサー。劇団「とっても便利」代表。脚本・プロデュースを手掛けた映画『太秦ライムライト』は、第13回ニューヨーク・アジア映画祭最優秀観客賞、第18回ファンタジア国際映画祭シュバル・ノワール賞、京都市文化芸術表彰「きらめき賞」などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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かおりんご

31
京都出身だけれど、あんまり考えたことがない京都のおねだん。うちは、お土居の外なのだよね…。市電の内側だけど。お豆腐のおいしさは水に秘密があったのか?!住んでいたのに、なーんにも考えたことがなかったので、勉強になりました。2023/03/12

そうたそ

21
★★★★☆ 「おねだん」という観点から京都をひもとく一冊。京都に住んでいた者からすれば、なんとも思わないことが、他の人からすれば不思議に思えるようなことであるというのは珍しくないだろうが、京都ならではの値段、というのもその一つだろう。初めて聞くようなこともいくつか語られており、かつての京都住みにして京都好きの自分としても新鮮に思える内容だった。京都のおねだんと聞いて真っ先に思い浮かぶ舞妓・芸妓のあれこれもしっかりと記されている。2020/02/09

グラコロ

20
一生舞妓遊びをやらないから、いちばん面白かったのは絶滅危惧種のおねだん。マイナーな映画ばかり集めた貸しビデオ屋さんとか、客は音をたててはいけない名曲喫茶とかぜひ行ってみたい。あと、毎年いろいろな格好で出現する京大の折田先生像がいい。いじられすぎたので本物の像は撤去されているが、いまでも秘密厳守できる新入生サークル員を募って伝統が継承されている。ちなみにわたしの好きな折田先生像はトッポの姿をしたもの。笑いました。2017/07/18

三平

15
京都のあれこれの価値をお値段を足がかりに、大阪生まれながら在住20年の「京都見習い」である著者が探っていく。 他都市に比べて高い地下鉄建設費の一因に文化財だけでなく「食」が大きく関わってていたこと、紅葉の色づきの為にお風呂の水の抜き方を注意する回覧板が回ってくることなど知らなかったことが多々。特に著者の出身である京大の自由で奇天烈な校風の裏話がホンマに面白かった。2019/02/27

as

13
相撲の立ち合いと同じく、互いの呼吸が合った時に成立するのが京都のおねだん。そう言う意味では、最近は手付き不十分やマッタが多くなり、立ち合い不成立が増えて嘆かわしいと言うお話。人を見て値段を決める感覚は、商売人としての矜持が感じられ嫌いではありません。2017/09/12

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