出版社内容情報
新広島市民球場、国際教養大学図書館を手掛けた「環境建築家」が人がまた来たくなる建築設計の技法を考察するこどもから大人まで、ひとが集まり、楽しめ、学べ、また来たくなる建築空間は、どんな発想と理論から生まれるのか。設計で人は集められるのか。こどもが元気に育つ空間の条件とは何か。
数多くの有名な幼稚園、保育園、子供向けの公園、施設を手掛け、近年は新・広島市民球場、国際教養大学図書館などでも注目を集める環境建築家のシンプルかつ深遠な、建築論、デザイン論。
1部 なぜ人は「遊環構造」に集まるのか
新広島市民球場、ゆうゆうのもり幼保園、国際教養大学中嶋記念図書館、人が集まる環境デザインの発想
2部 あそびやすい空間の構造
野中保育園、こどものあそび環境の研究、西武春日井ショッピングセンター、東京辰巳国際水泳場
3部 意欲を喚起する環境
富山県カナルパーク、兵庫県立但馬ドーム、上海旗忠森林体育城テニスセンター、国立成育医療研究センター、幻の新国立競技場
4部 継承する環境デザイン
新しい環境の型を、子どもには自然が必要、環境デザインの未来
仙田 満[センダ ミツル]
著・文・その他
内容説明
なぜあの空間にはみんなを笑顔にする力があるのだろう?新広島市民球場、国際教養大学図書館、こどもが喜ぶ多数の施設をつくった環境建築家が明かす「また来たくなる」設計の発想。
目次
第1部 なぜ人は「遊環構造」に集まるのか(新広島市民球場;ゆうゆうのもり幼保園 ほか)
第2部 あそびやすい空間の構造(野中保育園;トヨタ財団研究助成「こどものあそび環境の研究」 ほか)
第3部 意欲を喚起する環境(富山県富岩運河環水公園(カナルパーク)
兵庫県立但馬ドーム ほか)
第4部 継承する環境デザイン(菊竹学校の教え;新しい環境の「かた」を ほか)
著者等紹介
仙田満[センダミツル]
環境建築家、東京工業大学名誉教授、環境デザイン研究所会長。近年の代表作に新広島市民球場(日本建築家協会賞)、国際教養大学図書館棟(村野藤吾賞)などがある。1941年神奈川県横浜市生まれ。64年東京工業大学工学部建築学科卒業、菊竹清訓建築設計事務所入所。68年環境デザイン研究所を創設。82年「こどものあそび環境の構造の研究」で工学博士(東工大)。2001~03年日本建築学会会長。06~08年日本建築家協会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びす男
ばんだねいっぺい
ふろんた
うわじまお
たくのみ