講談社現代新書
性的なことば

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  • サイズ 新書判/ページ数 446p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062880343
  • NDC分類 384.7
  • Cコード C0236

内容説明

ひそひそ語り合ったあの言葉、折り目正しい世界ではけっして光のあたらないこの言葉…そこにもう一つの豊かな日本文化が浮かび上がる!思わず誰かに話したくなる面白ネタ満載の「読む」用語集。

目次

第1部 誰でも知ってるあの言葉(愛人;不倫;まんこ、やりまん、あげまん ほか)
第2部 意外に知らないあの言葉(四十八手;チラリズム;ちちくる ほか)
第3部 誰か知ってる?この言葉(わかめ酒;花電車;数の子天井・みみず千匹 ほか)

著者等紹介

井上章一[イノウエショウイチ]
1955年生まれ。京都大学大学院修士課程修了。現在、国際日本文化研究センター勤務。専攻は建築史・性欲の文化史

斎藤光[サイトウヒカル]
1956年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。現在、京都精華大学教授。専攻は科学史・性の記号史

澁谷知美[シブヤトモミ]
1972年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。現在、東京経済大学准教授。専攻は男性の性の社会史

三橋順子[ミツハシジュンコ]
1955年生まれ。現在、多摩大学兼任講師、早稲田大学ジェンダー研究所客員研究員。専攻は性別越境の社会・文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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傘緑

44
「どんな言葉にも、民族史のなかでひろがったふくみはある。〇〇だけにかぎったことではない。しかし、〇〇をはじめとする性的な言葉は、その度合いが、ふつうの語彙より強くなる。その言葉をはぐくんできた文化の綾が、とりわけ色濃くからみつく。学校教育や言語研究といったところでは、日の目を見ない。おりめただしい世界では、あまり光があてられず、底のほうへしずんでいく。だが、笑い話やひそひそ話のなかでは、手垢にまみれてきた。そんな言葉にこそしみこんでいる文化の澱や粕を、読者にはあじわってほしい」一部伏字w原文でお確かめをw2017/05/15

kenitirokikuti

12
市立図書館にて再読▲「おまんこ」。1972年に大阪で紅萬子がデビューしており、全国区のことばではない。西では「おめこ」(「全国共通おこめ券」に戸惑った)。1984年、香川県出身の松本明子が「おまんこ」と言わされてしまった。1988年、上野千鶴子「おまんこがいっぱい」▲「ヤリマン」。むかしは「させ子」である。だいぶ死語だ▲「アダルト(ビデオ)」。ブルーフィルム→アダルトビデオと、フィルムからテープの移行も関与する。またポルノビデオには非合法の裏ビデオという上位概念もあった。…つづく2018/09/22

藤月はな(灯れ松明の火)

9
公共の場でもある電車内で読みました(堂々とこういう本を読む女学生ってどうなんだ 笑)普段、人に聞きたくても聞けない性的なことばの起源や変遷が書かれていて読んでいて興味深く、長年、疑問に思っていた言葉の意味も分かり、よかったです。2010/02/25

はすのこ

8
良書。2016/05/22

亮人

7
「性」にまつわる隠語・俗語についての意味や歴史成り立ちなどを真面目に解説した本。知らない言葉や、知ってる言葉でも由来は知らなかったりで、かなり楽しく読みました。レマン湖ー!!!2010/07/26

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