内容説明
激変するメディアは私たちの「身体」をどう作り替えてきたのか。ケータイを巡る「不安」、マスコミとネット論壇の「共存関係」、一発芸人の「意義」、ポスト社会運動と「身体化の快楽」…気鋭の批評家が、私たちを取り巻く2000年代のメディア環境に鋭く迫る画期的評論。
目次
第1章 有害メディア論の歴史と社会的身体の構築
有害メディア論十則
第2章 社会的身体の現在―大きなメディアと小さなメディア
ノート 「情報思想」の更新のために
第3章 お笑い文化と「振る舞いモデル」
第4章 ゲーム性と身体化の快楽
著者等紹介
荻上チキ[オギウエチキ]
1981年、兵庫県生まれ。成城大学文芸学部卒業。東京大学大学院情報学環・学際情報学府修士課程修了。テクスト論、メディア論を中心に、評論、編集、メディアプロデュースなどの活動を行う。人文系ニュースサイト「トラカレ!」主宰。社会学者・芹沢一也氏と共に思想系メールマガジン「αシノドス」を創刊、監修(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。