講談社現代新書
変わる中国 変わるメディア

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  • サイズ 新書判/ページ数 234p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062879514
  • NDC分類 302.22
  • Cコード C0236

出版社内容情報

判型:新書判
頁数:224p
造本・体裁:仮製・薄表紙・カバー

マルチメディア到来と党の情報統制の実態!

新富裕層の誕生でメディアが大きく変わる。クラス雑誌が創刊され、多チャンネル化が進む一方、党の情報統制も続く。ネットは?広告は?巨大国家のゆくえを読む。

内容説明

中国社会に起きている静かな革命の真相。プチブル向け新聞、衛星テレビ、ITメディア。13億人は何を見て、どう感じているのか。新聞・雑誌・テレビ・広告・ウェブ―新しい世代によるムーブメントと、いまも続く党のメディア規制の実態を描く。

目次

第1章 ビジネスに走る党機関紙
第2章 共産党のメディア統制
第3章 メディアにコンテンツはいらない
第4章 テレビがまき起こした社会現象
第5章 国家戦略とテレビ
終章 ふたつの顔、ふたつのメディア

著者等紹介

渡辺浩平[ワタナベコウヘイ]
1958年東京生まれ。立命館大学卒。東京都立大学大学院修士課程修了後、広告会社勤務。その間、北京・上海駐在。愛知大学現代中国学部常勤講師を経て、北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院准教授。専門は広報広告論、中国メディア論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

3
ふむ2023/12/27

Humbaba

3
中国という国のメディアは信用できないと思われている。確かに昔の中国の発表は大本営発表のみであった。しかし、資本を持った人間たちが生まれてくるに連れて、メディアのあり方も変化してきている。2010/04/17

えばんす

2
中国では、政府をバックとする中央宣伝部がニュース番組を中心にマスメディアを牛耳っていたが、近年、娯楽番組を中心に富裕層のハートを掴む民間企業が発達し、インターネットの登場で市民の声が力を増した、と、この本に書かれたのが3年前。現在の中国メディアの世界ではさらなる変化が見られる。2011年、新幹線事故の際には政府は報道規制を敷いたが、ネット上での書き込みによって事故の様子はしっかりと伝えられた。ここに市民と政府の力関係の逆転が現れていると言えよう。2012/01/13

takahide shioda

1
中國に於けるメディア媒体(新聞/TV/NET)の状況をまとめた1冊。 状況は刻一刻と変化を遂げているだろうが(特にNETに関しては更に影響力を増している様子)こう言うある1部のジャンルに特化した本を読んでいなかったので中々興味深かったな♪ [喉と舌]と言う表現は多くの中国関連の書籍に書かれているけど基本的には[政府(党)の~]と言う枕詞が前提で使われている事が多かったけど、[人民の~]と言う面をメディアは徐々に持ち始めており、中国のジャーナリズムの前進に期待したいわ。2013/08/01

レイ

1
「中国ジャーナリズムの没落は制限の厳しさと局限の多さのせいだけ、仕方のないことだ」とメディア系で仕事している人の実感。しかし、そういう事情の中にいるからこそ、光をいっそう信じるべきものではないか。2012/02/23

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