講談社現代新書<br> ケータイ世界の子どもたち

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講談社現代新書
ケータイ世界の子どもたち

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  • サイズ 新書判/ページ数 217p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062879446
  • NDC分類 367.6
  • Cコード C0237

出版社内容情報

小中学生が覗く社会の闇!
メール依存、ネットいじめ、学校裏サイト、児童売春・・・。
親や教師はどう対処したらよいか?

子どもの生活がケータイで激変している。学校裏サイト、メール依存、プロフ援交──。小中学生も社会の暗部を覗いている。規制はまだ追いつかない。子どもをどう守るか、真摯に問う。

【目次】

第1章 子どもはケータイを何に使っているか
 ●子ども向けケータイは安心か
 ●「出会い系」も「非出会い系」も児童売春の場
 ●度を越えた残虐映像やわいせつ映像
 ●「無料」に子どもは弱い etc.
第2章 ネットいじめの実態
 ●報告された4883件のネットいじめ
 ●個人情報を公開する手口
 ●実態の見えにくい「学校裏サイト」
 ●生徒指導担当教師の悩み etc.
第3章 子どもの生活を支配するもの
 ●1分以内に返事がなければ無視したことに
 ●メール依存症
 ●中学生に多い抑うつ傾向
 ●「やりたいことがわからない」若者たち etc.
第4章 有害情報をどう規制するか
 ●優良サイトまで排除
 ●ドコモ、auの行き過ぎた囲い込み
 ●居場所を失う子どもたち
 ●フィルタリング解除をめぐる親子の攻防 etc.
第5章 子どもの健全育成に何が必要か
 ●生活習慣の乱れとメディア
 ●メディア漬けを助長する子ども部屋
 ●暴力表現や性表現の何が危険か
 ●子育てに必要なバランス感覚 etc.
第6章 親、教師、社会ができること
 ●「ケータイがほしい」と子どもに言われたら
 ●子どもに必要な第3の居場所
 ●学校のケータイ・ポリシー
 ●地域で進む多様な取り組み etc.

内容説明

小中学生が覗く社会の闇。メール依存、ネットいじめ、学校裏サイト、児童売春…親や教師はどう対処したらよいか。

目次

第1章 子どもはケータイを何に使っているか
第2章 ネットいじめの実態
第3章 子どもの生活を支配するもの―同調圧力の問題
第4章 有害情報をどう規制するか―迷走するフィルタリング
第5章 子どもの健全育成に何が必要か
第6章 親、教師、社会ができること

著者等紹介

藤川大祐[フジカワダイスケ]
1965年東京生まれ。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了、同博士課程単位取得満期退学。金城学院大学助教授などを経て、千葉大学教育学部准教授。専門は教育方法学。メディアリテラシーをはじめ、ディベート、キャリア教育、数学などの新しい授業づくりを実践的に研究する。文部科学省ネット安全安心全国推進会議委員、企業教育研究会理事長、全国教室ディベート連盟常任理事、日本メディアリテラシー教育推進機構理事長などをつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

16
ケータイに依存するこどもたちを憂うことも大事だが、このケータイ世界を作りだしたのは大人であり、企業であり、行政でもあることを忘れないようにしたい。2014/02/28

assam2005

8
確かにちょっと内容が古い。2008年発行なので7年前。プロフについてたくさん書かれてあったので、時代の流れの速さを感じます。なにもわからず便利だからと使うとどんなに怖いものか、よくわかります。学ぶことって重要ですね。中でも、「メディアに子守りをさせない」は耳が痛かったです。2015/08/02

iku lele

8
子どもにケータイを持たせなければいい。これはもう通用しない。ケータイが手元にあろうがなかろうがネット世界から生活が切り離されることはない。ケータイはまだ誕生したばかり。世代によって使用方法も認識もそこから広がる世界も違う。保護者を筆頭に大人が子どもと密にコミュニケートし続け差を理解して共に道を探すしかないのだろうなぁ。悩ましい限りです。2010/06/21

acesmile@灯れ松明の火

8
うちの長男は中一である。まだ携帯は持たせていないがこれからのことを考えて読んでみた。我々世代の知らない、ティーンエイジャーの興味をそそるサイトが実に多いかがわかった。それを野放しにし、利益だけを追求してきたキャリアの責任にも気づいていなかっった。ネットいじめの実態も垣間見ることができた。これから子供に持たせるならフィルタリングは必須と思った。しかし、あんなちっちゃい画面とキーでよく疲れないなといつもPCを使っている私は思う。2009/12/16

kana

5
「ケータイ世界のこども達」というタイトルですが、ケータイの話だけではなく子ども達を取り巻く様々な問題についても取り上げています。とても読みやすかったのですが、「何処かで聞いた事あるなぁ」と感じる部分も多かったかも。 私が特に印象深く感じたのは、第三章に取り上げられている「うちら」だけの濃密なコミュニケーション です。仲の良い少人数の集団を「うちら」と呼ぶ傾向にある…身に覚えがあったのでギクリとしました。 また、本書で久しぶりにギャル文字という言葉を目にし、何だか懐かしくなりました。私の中学時代は大流行2012/03/05

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