介護ライブラリー
完全図解 新しい認知症ケア 介護編

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  • サイズ A4判/ページ数 287p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784062824583
  • NDC分類 493.75
  • Cコード C2347

出版社内容情報

介護従事者のみなさん! 何もできないと諦めていませんか? ケアが変われば、認知症のお年寄りの「問題行動」は自然に解決できます著者より「医学より人間学へ」
『完全図解 新しい介護』は2003年に発刊されました。日本国内だけでなく、韓国版、台湾版、中国版と次々に刊行され、おそらく世界で最も売れている介護の本だと思われます。本書はその中の認知症(当時はまだ「痴呆」と言われていた)の介護についての部分を大幅に充実させると共に、「介護の力」で認知症ケアを実践している現場を紹介するページをつけ加えるなどした「認知症ケア」の決定版です。認知症ケアの必要性が叫ばれているいまこそ、介護家族、介護職、介護周辺の専門家に求められている本でしょう。私は認知症については「重度」とか「重い」という言葉を使いません。その代わり、「深い認知症」という言い方をしています。
 介護職のなかには「認知症は脳の病気なんだから、訳の判らないことを言ってるだけだ」と言う人がいます。しかし、多くの場合は、その人の生活史をたどっていくと、「訳の判らない」ように見えることにもきちんとした理由があることがわかってきます。
 介護職は、認知症のお年寄りの言動を、理解不能と決めつけることなく、彼らが私たちに何かを訴えようとしているのではないかと考えなければなりません。こうした姿勢こそが、老人たちを落ち着かせ笑顔を生み出してきたのです。これを私は「介護の力」だと言ってきました。私たちに必要なのは「医学」ではなく「人間学」なのかもしれません。

はじめに/本書の特色と役立て方/巻頭特集 認知症は本当に脳の病気なのか/認知症のとらえ方/介護の現場から 行動・心理症状による分類/葛藤型/回帰型/遊離型/その他のタイプ/介護の現場から 問題の原因を生活のなかに探す/生活のなかの原因 便秘・脱水・発熱・慢性疾患の悪化・季節の変わり目・薬/認知症ケアの大原則/介護保険サービスを利用する/施設の選び方/介護職のための対応のヒント/もの忘れへの対応/お漏らしへの対応/介護拒否と帰宅願望への対応/徘徊への対応/被害妄想や嫉妬妄想への対応/暴力行為への対応/異食や弄便への対応/性的異常言動への対応/本人の気持ちを考えた接し方/食べたばかりなのに食事はまだかと言う/食事をしない/何度もトイレに行きたがる/どこでもかまわず排泄する/オムツを嫌がってすぐ外す/入浴や着替えを嫌がる/昼夜が逆転している/介助されるのを嫌う/人に会いたがらない/要介護認定を受けてくれない/リハビリを嫌がる/デイサービスやデイケアに行ってくれない /車の運転をやめてくれない/財布やお金を盗られたと騒ぐ/人のものや商品を盗む/家にいるのに帰ろうとする/配偶者が浮気をしていると疑う/ないものが見えると言う/家族を見ても誰だかわからない/早く死にたいと言う/同じことを繰り返し言う/突然怒り出して手がつけられなくなる/文句や悪口ばかり言う/言葉をかけても返事が返ってこない/言葉が意味不明で何を言っているのかわからない/何でも集めてため込む/介護する家族から離れない/火を消し忘れる/家族や介護者に暴力をふるう/いつまでも同じ行動を繰り返す/用事がないのにすぐに呼ぶ/意欲を失って何もしようとしない/介護施設の良し悪しをどこで見分けるか/私物がどれくらいあるか /ベッドの高さと幅/介護施設の見分け方/どんな椅子を使っているか/車いすの選び方と使い方/食事に対する考え方/後始末でない排泄ケア/お風呂の構造と入れ方/見学は自由か/開かれた施設であるか/利用者の目の輝き/認知症ケアの実践例/遊びリテーション/相部屋の効果/バザール・ケアの合理性/隔離の時代/療養病床と抑制/脳代謝改善薬の教訓/介護保険で新たな国民病へ/吹き荒れた言葉狩りの嵐/不治の病から早期発見早期治療へ/認知症はいつか出る薬で治るのか / 生活リハビリ/認知症ケアにおける介護と医療の関係


三好 春樹[ミヨシ ハルキ]
著・文・その他

東田 勉[ヒガシダ ツトム]
著・文・その他

内容説明

介護現場で頻発するトラブルの解決法を紹介。すぐに使える実践的なアイデアを紹介。全国の注目施設の認知症ケアの実践例を紹介。

目次

第1章 介護の立場からみた認知症の分類
第2章 制度の活用と施設選び
第3章 認知症高齢者の心理を知る
第4章 生活づくりの認知症ケア
第5章 認知症対応の変遷
第6章 介護と医療

著者等紹介

三好春樹[ミヨシハルキ]
1950年生まれ。74年から特別養護老人ホームに生活指導員として勤務後、九州リハビリテーション大学校卒業。ふたたび特別養護老人ホームでPT(理学療法士)としてリハビリテーションの現場に復帰。現在、年間100回を超える講演と実技指導で絶大な支持を得ている

東田勉[ヒガシダツトム]
1952年生まれ。國學院大学文学部国語学科卒業。コピーライターとして制作会社数社に勤務後、フリーライターとなる。2005年7月から2007年9月まで、主婦の友社から刊行された介護雑誌『ほっとくる』の編集を担当。同誌休刊後、フリーのライター兼編集者として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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