ブルーバックス 理系のための法律入門―デキる社会人に不可欠な知識と倫理 （第２版）

井野邊 陽【著】

講談社（2016/02発売）

• サイズ 新書判／ページ数 384p／高さ 18cm
• 商品コード 9784062579582
• NDC分類 509.12
• Cコード C0232

出版社内容情報

井野邊 陽［イノベ ヨウ］
著・文・その他

内容説明

大事な権利を失ったり、重い責任を負うことになったり…理系であっても、法律の基本的な知識がないと思いがけない場面で痛い目に遭ってしまう。実験データの適切な記録方法、製造物責任法（ＰＬ法）や知的財産権などは、企業の技術者や、大学の研究者にとって必須の知識。また、法的な責任の範囲や契約に関するルールを知っておけば、管理職に就いたときでも、トラブルを未然に防ぐことができるはず。自らの身を守り、能力を最大限に活かすための「理系に必要な法律」をわかりやすく解説。

目次

第１章　法律と裁判の基礎知識
第２章　契約と民事責任の基礎知識
第３章　製造物責任法（ＰＬ法）
第４章　知的財産法とは何か
第５章　特許権
第６章　著作権
第７章　デザインと商標の保護
第８章　技術情報の漏洩禁止（不正競争防止法）
第９章　商品などの表示に関する規制
第１０章　内部告発（公益通報）
第１１章　データのねつ造・改ざん・盗用などの不正行為

著者等紹介

井野邊陽［イノベヨウ］
１９６７年、大阪市生まれ。井野邊陽特許法律事務所所長（大阪市中央区）。弁護士。弁理士。京都大学農学部卒、同大学院農学研究科修士課程修了。１９９２年、株式会社荏原製作所に入社し、風水力事業の設計業務に従事する。２００１年司法試験合格、２００３年弁護士登録。大阪府立大学工学部（「工学倫理」担当。２００４年より）他、大学における非常勤講師も務める（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[葵（あおい）]

いやー、難しかった！から、途中マンガに走ってえらい時間がかかってしまった。理系の人が書いてるということで、弁護士一辺倒の人が書いてるよりわかりやすいんじゃないかと期待したけど、法の話、難しい！最終章は研修室在籍時代を思い出して懐かしかったな。あんまりちゃんとした実験ノート作ってなかったや。テヘ 著作権は文理かかわらず知っといた方がいいことだと思う。 読書メーターの感想で本文の内容書く場合、「」でくくるとかしたら、「引用」になって、著作権的に問題ないことがわかった。

2016/05/05

[くりりんワイン漬け]

理系とか文系とか関係なく実務としての契約法を理解するための本としてはとても有益だと思います。少なくとも素読、精読で２回は読んでいただければ知識としてしっかり身に付きます。1300円で得られる知識としてはすごくお得です。

2021/03/17

[takao]

ふむ

2022/10/29

[ライクロフト]

法律や契約の基礎知識から始まり、PL法、特許権、著作権、デザインと商標、不正競争防止法、内部告発、不正行為などについて、豊富な事例を交えて解説された入門書。「理系のための」とあるけど、文系理系かかわらず読んでおいた方がいいと感じた（私は文系）。どんな仕事をしているにしろ法律と無縁ではいられない。知らなかったではすまないのだから、本書に目を通すことで得られるくらいの法感覚は持っておきたい。

2016/06/24

[バリバリブーン]

多くの事例を交えて法律の適用範囲が具体的イメージできるように工夫されています。 おかげで実用的な一冊となっており、法律の本なのに眠くならずにすらすらと読めました。 ポイント高いです。理系とはいわず、文系の方も読んだ方がよいと思いました。

2016/05/21