赤ちゃんに学ぶ 「個性」はどこから来たのか

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赤ちゃんに学ぶ 「個性」はどこから来たのか

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062190800
  • NDC分類 376.11
  • Cコード C0011

出版社内容情報

なんでも吸収できる赤ちゃんはコミュニケーションの達人。でも、私たちは? 個性の成り立ちとその本質を知ってポジティブな人生を!赤ちゃんはコミュニケーションの達人だ。しなやかな脳がなんでも吸収し、偏見もなく、人間関係に悩まされることもない。翻って、私たち大人はどうだろう・・・?
問題は私たちを取り囲む空気にある。あたかも「平均の魔法」にかけられたように均質を求めすぎ、異質を排除する。しかし、限界のある能力をより効率的に使うために不要なものを切り捨てる、それこそが「発達」なのである。「いいとこ取り」はあり得ず、なにかを得ることと、なにかを失うということは表裏一体。だからこそ、そこに人には無限の「個性」が生まれるのだ。赤ちゃんの成長は、自分自身を含め、人のデコボコの成り立ちの秘密を教えてくれる。
赤ちゃん実験室を20年近く運営してきた筆者が、人の「個性」の本質、そして、「平均の魔法」から脱してポジティブな人生を送るために必要な考え方を説く。

はじめに ?赤ちゃんから個性を知ろう
1章/コミュニケーションを赤ちゃん時代から考える
2章/個性はいつどのように生まれるのか
3章/環境と心の関係を見直す
4章/私たちを形づくる「食生活」を考える
5章/コミュニケーションの本質と個性
終章/赤ちゃん学と個性を振り返る
あとがき


山口 真美[ヤマグチ マサミ]
著・文・その他

内容説明

なんでも吸収できる赤ちゃんはコミュニケーションの達人。でも、私たち大人は?人のデコボコの成り立ちを探る、未知の世界の冒険へ。

目次

1章 コミュニケーションを赤ちゃん時代から考える
2章 個性はいつどのように生まれるのか
3章 環境と心の関係を見直す
4章 私たちを形づくる「食生活」を考える
5章 コミュニケーションの本質と個性
終章 赤ちゃん学と個性を振り返る

著者等紹介

山口真美[ヤマグチマサミ]
中央大学文学部心理学研究室教授。日本赤ちゃん学会事務局長。1987年、中央大学文学部卒業。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科人間発達学専攻博士後期課程単位取得退学。博士(人文科学)。(株)ATR人間情報通信研究所客員研究員、福島大学生涯学習教育研究センター助教授を経て現職。主として乳児の視覚世界の研究をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のり

5
個性を認めることは難しいが、他人の個性を正しく見ることは、自分自身を正しく知ることにもつながる。身の回りの環境を把握、整理して、赤ちゃんの個性を伸ばす環境づくりをすることが、今生きる環境とその未来をあらためて知るきっかけとなる。赤ちゃんの研究が数十年に渡ってたくさんの国で行われていることがわかりました。街並み、におい、食、関わる人の表情など、さまざまな環境が赤ちゃんへの成長発達に関わってくる。環境を整えることが重要。2014/09/30

Michio Kubota

3
人が生まれてから今までの歴史=個性であり、それは獲得と同時に捨てることの連続だということがよくわかる本。個性はことのほか差異が大きく、多いことを認識することが、コミュニケーション上重要ですね。2014/10/14

ゆうちゃん

2
赤ちゃんは新奇性を選好し、歳をとるにつれて習慣に根差し選好するようになる。なぜ、人はファストフードを好むのか、においを嗅ぐことは羊水にいるときから始まる、など興味深いテーマがあって面白かった。ただ肝心の個性そのものにはあまり触れられてなかった。2014/08/23

Friedrich Nietzsche

0
人間の社会性や認知機能は底知れない凄さがある。赤ちゃんの頃からその片鱗を見せているんだといったことが書かれてある本2015/04/14

ちゃすくん

0
これから調べたい内容を次々と発見できる本だった。→匂いの仕組み、腸内にある味覚受容体の働き、男女の好む色の違い、サヴァン症候群のような個性、視覚野の麻痺が点字の読み取りに影響する、背側経路と腹側経路による見え方の違い、4歳前後からの既知選考2022/05/28

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