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ビッグデータの正体―情報の産業革命が世界のすべてを変える

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062180610
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0098

出版社内容情報

21世紀はデータを制する者が世界を制覇する「ビッグデータ時代」に突入する。専門家が初めて詳細を著した決定版2013年最大のキーワード「ビッグデータ」を初めて本格的に論じたベストセラー、待望の翻訳!!

我々の未来の生活、仕事、意識、すべてが「ビッグデータ」によって大きく変わる。
■なぜグーグルは複数の検索語と数式を組み合わせてインフルエンザの流行を予測できるのか■なぜアマゾンは社内の編集者や書評家をすべてお払い箱にして、データによる「お勧め本」システムを採用したのか■なぜ日本の研究者が集める「一人一人のお尻の形」のデータが「金の成る木」に変身するのか■なぜ「オレンジ色に塗られた中古車は故障が少ない」と判明したのか■なぜ電子書籍が発達すると「本」「読書」の概念が根本から変わってしまうのか?■なぜ今日の映画産業は、クランクインの前から「ヒット作」や「具体的な黒字・赤字」を予想できるのか?■なぜ「これからもっともセクシーで金を稼げる職業」は「データ・サイエンティスト」なのか 

伊藤穰一(MITメディアラボ所長)
「押し寄せる情報の波によって、世の中の捉え方自体が根本から変わろうとしている。この事実をあぶり出すうえで新境地を切り開いたのが、本書『ビッグデータの正体』だ。企業はいかに新たな価値を生み出すことができるのか、人々は物事の認知のあり方をどのように変える必要があるのか――本書は大胆な主張と見事な語り口でその答えをはっきりと示している」     
                
ローレンス・レッシグ(ハーバード大学ロースクール教授、『Free Culture』著者)
「物の見方を大きく変えてしまう本が10年に数冊は登場するが、まさに本書がそれだ。社会はビッグデータがもたらす変化に目を向け始めている。本書はその重要な出発点となる」

第1章 世界を変えるビッグデータ 
When Data Speaks データが語り始めるとき 
第2章 第1の変化「すべてのデータを扱う」  
「N=全部」の世界
第3章 第2の変化「精度は重要ではない」  
量は質を凌駕する
第4章 第3の変化「因果から相関の世界へ」 
答えが分かれば、理由は要らない
第5章 データフィケーション  
「すべてのもの」がデータ化され、ビジネスになる時代
第6章 ただのデータに新たな価値が宿る 
ビジネスモデルの大変化 その1
第7章 データを上手に利用する企業 
ビジネスモデルの大変化 その2
第8章 リスク ビッグデータのマイナス面 
『1984』の悪夢は実現するか
第9章 情報洪水時代のルール 
ビッグデータ時代のガバナンスとは
第10章 ビッグデータの未来 
ここまで述べてきたことの「まとめ」


ビクター・マイヤー=ショーンベルガー[ビクター マイヤー=ショーンベルガー]
著・文・その他

ケネス・クキエ[ケネス クキエ]
著・文・その他

斎藤 栄一郎[サイトウ エイイチロウ]
翻訳

内容説明

統計学が最強になる時代、我々の未来の生活、仕事、意識、すべてが「ビッグデータ」によって大きく変わる。2013年最大のキーワードを初めて本格的に論じたベストセラー、待望の翻訳。企業はいかに新たな価値を生み出すことができるのか、人々は物事の認知のあり方をどのように変える必要があるのか―大胆な主張と見事な語り口でその答えを示している。

目次

第1章 世界を変えるビッグデータ―When Data Speaks データが語り始めるとき
第2章 第1の変化「すべてのデータを扱う」―「N=全部」の世界
第3章 第2の変化「精度は重要ではない」―量は質を凌駕する
第4章 第3の変化「因果から相関の世界へ」―答えが分かれば、理由は要らない
第5章 データフィケーション―「すべてのもの」がデータ化され、ビジネスになる時代
第6章 ただのデータに新たな価値が宿る―ビジネスモデルの大変化その1
第7章 データを上手に利用する企業―ビジネスモデルの大変化その2
第8章 リスク―ビッグデータのマイナス面―『1984』の悪夢は実現するか

著者等紹介

マイヤー=ショーンベルガー,ビクター[マイヤーショーンベルガー,ビクター] [Mayer‐Sch¨onberger,Viktor]
ハーバード大学ケネディスクール(行政大学院)で10年にわたって教鞭を取った後、現在はオックスフォード大学オックスフォード・インターネット研究所教授(専門はインターネットのガバナンスと規制)。ビッグデータ分野の世界的第一人者として知られ、著書も多い。2009年の『Delete:The Virtue of Forgetting in the Digital Age』は、誤ったデータでもネット上には永遠に残ってしまう現状を指摘し、「忘却される権利」という概念を提示

クキエ,ケネス[クキエ,ケネス] [Cukier,Kenneth]
『ウォール・ストリート・ジャーナル・アジア』の技術担当エディター、『インターナショナル・ヘラルド・トリビューン』などを経て、現在は英『エコノミスト』誌のデータエディター。ビッグデータの最新事情に関するさまざまな記事を手がける。2002~2004年、ハーバード大学ケネディスクールの客員研究員。米国のシンクタンクなどで構成される超党派組織、外交問題評議会のメンバーも務め、『フォーリン・アフェアーズ』、『ニューヨークタイムズ』『フィナンシャルタイムズ』など有力紙誌に寄稿するほか、CNNやBBCなどでレギュラーコメンテーターとしても活躍

斎藤栄一郎[サイトウエイイイチロウ]
翻訳家・ジャーナリスト。1965年山梨県生まれ。早稲田大学社会科学部卒。主に情報通信やビジネス・経営分野の翻訳に従事。また、ジャーナリストとしてビジネス誌でコミュニケーションや経営の分野の記事を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

50
現代人の必読書かもしれません。データの質よりも量が価値を持つようになるデータ資本主義の時代が始まっています。それは因果関係ではなく相関関係を重視する世界でもあります。「理論の終焉」まではいきませんが、これからは物事の解釈の仕方が劇的に変わっていくんでしょう。単にビジネスに利用されているだけなら害は少ないのですが、放っておけば、予測や確率だけで人間が制裁されるSFのディストピアの世界を招く可能性があることを私達は自覚する必要があります。トランプ米大統領の誕生はこの変化の一端に過ぎない気がしてきました。2017/03/22

ノリピー大尉

28
医師も診療設備も持たないはずのグーグル社が、インフルエンザの流行の予測を的中させた。グーグル社では、ネットユーザーの検索語が日々蓄積される。この中から"発熱""せき""悪寒""病院"等のトレンドを追うことによって、インフルエンザの発生地域や状況が手に取るように描けるのだ。このように大規模なデータの中から、相関関係を発掘してソリューションにつなげることが可能になった。これからのビジネスは、仮説を立てて因果関係を推測する手法に代わって、ビッグデータを使って相関関係を立証する手法が主流になっていくことだろう。2014/05/03

かんちゃん

24
【Booklive!】遅まきながらのビッグデータ解説本。ずっと積読状態だった。ビッグデータの功罪を改めて理解。あえて期待を込めるならば、ビッグデータの活用によって根拠のない営業ノルマは根絶されるだろう。一方で、セールスマンの容赦ない選別も始まる。データをうまく読み解けないセールスマンはどんどん淘汰される。むろん経営者もだ。データに支配される人間社会。トフラーの「第三の波」から30年。防波堤など意味をなさない。「津波てんでんこ」ではないが、一人ひとりがわが身を守るために高みに上がるしかない。2017/01/22

TATA

20
ひさしぶりに実用書を読んでみた。少しくどいなあというとこもあったけど全体に興味深く読めました。因果関係よりも相関を読み解けばいい。なる程、推理力、洞察力ではなく観察眼とデータを押さえたもの勝ちか。インフラを支配できるものが総取する。うん、入口にさしかかった感じがする。2016/01/26

kaida6213

18
ビッグデータとはどういうものなのかということを分かりやすくまとめた本。 ビッグデータ特徴は、(1)分析対象を限りなく全てあつめる、(2)量に重視し、精度を重要視しない、(3)因果関係を求めず、相関関係に注視する、の3点。 通常、人間の直観で思いつく因果関係は間違っている(もしくは正確ではない)場合が多く、客観的なデータの分析結果により思わぬ発見が得られる場合がある。従来のスペシャリストの優位性が揺らぐ可能性もある。 しかし、閃きだけはデータには語れない。ビッグデータ時代の生き方を考える必要がある。 2014/09/26

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