内容説明
連続爆弾魔のアジトで見つかった心を持たない男。謎だらけの存在が犯人を追いつめ、街ではパニックが加速する。第４６回江戸川乱歩賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのぼん
89
おどろおどろしいタイトルと表紙でホラーかと思って読み始めたしたが、ちがいましたね。ちょっと普通の人々とは違う力を持った男が関わってくる・・・といった感じでした。脳医学や精神的な医学みたいなのが関わってきたところが興味深かったです。続編も出ているようなので、機会があれば読んでみたいです。2013/06/26
けい
44
乱歩賞作品３作目。首藤さんの作品は初読みです。物語の中心人物である鈴木の人物設定が複雑で面白い。彼の正体と彼自身が生まれながらに抱える障碍の正体が明らかになっていく過程は非常に興味深く読めました。終盤の爆弾魔との対決は臨場感と閉塞感がよく伝わって楽しむことができました。続編があるようなのでぜひ読んでみたい。2013/04/27
わんこのしっぽ
27
映画化しなければ、読まなかっただろうな～。っと思う表紙。内容は想像していた物とはちょっと違って、面白く読めました。ラストの病院内のﾄﾞﾀﾊﾞﾀは、ご都合主義だろうと突っ込みたくなりました。でも、映画だと山場になるんでしょうが…。ただ、動機として擬似自我を守る為、殺人を犯し続けるって、ちょっと弱いかな～続編で、その辺りの話が出てくるからぼやかしたのでしょうか？続編を読まないと、スッキリしない展開ですね。2012/06/24
たらこ
27
引き込まれた～！色々調べつくして書いたんだろうな～って感じがしました。前半ちょっと読みずらかったけど脳の話の割に専門用語も少なくて面白かったです。が、ラストがちょっと不発。鈴木があまりにも悲しい・・・続編ありみたいなのでそちらも読んでみます。2012/06/17
あつぼう
25
映画化されるという事で面白そうって思って読んだけど、正直微妙な内容でした。この作品と続編を一本の映画にしてるのかな？これだけでは物足りない気がします。オープニングの爆破事件は面白かったけど、その後は感情を持たない男の謎解きって感じで淡々としてたなぁ。ひょっとして続編まで読んで全てが理解出来るのかも知れないけど、続編を読む確率４０％ぐらいです（笑）。個人的に思ったのが病院での爆破シーンには無理がありすぎるかも。あの方法で爆破を繰り返してたら計画通りなんかいかないと思いました。一応映画は観てみようと思ってます2013/01/20
