出版社内容情報
【内容紹介】
美倉は、バルボラとの結婚を決意した。だが、その結婚式には、思わぬ邪魔がはいってしまった……!傷心のバルボラは美倉のもとを去り、バルボラを失った美倉は急速に堕(お)ちていくのだった!現代幻想譚、これにて完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
出世八五郎
24
芸術家版座敷わらしと思えばいいかな・・・そうなるとネタバレになるのかも知れませんが。芸術家のインスピレーションの源はヒロインばるぼらのような非日常性が必要というだということですかね・・・・・・“過ぎし日の空_蒼くありき_過ぎし日の望み_高くありき_されどその望み破れ_暗き空へ消え果てぬ”---詩は好きだが、一文ぐらいならいい。詩集となると飽きる。2017/02/22
kanata
7
死んだり殺されたり。作家としての生命は、占い師の忠告を無視してばるぼらを殺したことで絶たれたわけだけど、まだしぶとく生きる男の哀れなんだか、充実した老後なんだかよくわからない感じが不思議だなと。2017/10/18
pochi
6
結局ばるぼらが何者なんだかよく理解できなかったな。作者の悩みの反映なんでしょうか、創造的な職業の人達の苦悩ってああゆうもんなんだろうか。 2015/01/25
はにに
4
急に黒魔術とかオカルト風になって残念。1巻の方が好き。ムネモシュネー母さん、なぜ土偶スタイル。2016/03/11
chris the bookwalker
4
つかみどころがない話だった。不条理な幻想小説みたいな方向性なのは分かったけど、中途半端な感じ。実験的に描いてみたのかな。再読はないな。2015/10/15