内容説明
子ども虐待は、防止法の制定後も増加の一途をたどっている。一方的な加害者であると思われがちな親も、多くの問題を抱えながら孤立していることが多い。毎日子どもに接する教師は、虐待の発見者になる可能性が高く、学校は子ども虐待防止において我が国唯一のヒューマンサービスとして期待されている。しかし、具体的にどうすればよいのだろうか。本書では、子ども虐待に横たわる問題を分かりやすく解説し、子どもと親を支援するための具体策を提案する。
目次
第1章 学校現場にもち込まれる課題
第2章 発達障害が虐待に結びつくメカニズム
第3章 虐待を受けた子どもの行動上の影響
第4章 手だての構築
第5章 対応にあたって
第6章 まとめ
著者等紹介
玉井邦夫[タマイクニオ]
1959年、千葉県生まれ。東北大学大学院教育学研究科修士課程修了(心身障害学)。情緒障害児短期治療施設小松島子どもの家でセラピストとして勤務、山梨大学教育人間科学部准教授を経て、大正大学人間学部教授。財団法人日本ダウン症協会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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