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出版社内容情報
蒼角族と同盟を結ぶべく向かった砦で、族長アドラメレクと対峙するサタン。
圧倒的な力の差を前に、絶体絶命のサタンが繰り出した最後の一手とは――!?
それから数年後、大人へと成長したサタンは鉄蠍族の長であるアルシエルと邂逅する。
これは魔王軍一の知将と呼ばれた男・アルシエルと魔王の出会いの物語。
庶民派成分0でお届けする異世界魔王ファンタジー21巻!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
33
サタンとアルシエルの出会いの物語と、オビに書かれた通り、魔界での過去編。芦屋が千穂に語りかけるシーンがなければ、「はたらく魔王さま!」とは思えない世界が繰り広げられる。まだ魔王ですらなかったとはいえ、真奧はすごい。無秩序な世界をまとめ、滅び滅ぼす闘いをやめさせるための知恵を発動させていく。かつての敵がすべて、彼に感服して従っていくこと。これが笹塚でも同じように続いたわけだ。芦屋四郎としてのアルシエルを知っているから、いずれは、とわかっていても、緊迫感がどんどん高まっていく。次巻が待ち遠しい。期待してます。2023/05/26