真夜中乙女戦争

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真夜中乙女戦争

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  • サイズ B6判/ページ数 312p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048962414
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

東京は、あと一分で終わる。愛していると言えないうちに―。愛って、なんだ。永遠って、なんだ。眠れない夜は、どうすればいい。
この退屈は、虚しさは、どうすればいい。
どうせ他人になるのに、どうして私たちはどうでもいい話をしたがるのだろう。

どうせ死んでしまうのに、どうして今こうして生きているんだろう。
死ぬまでに本当にやりたかったことって、一体なんだったのだろう。

この春、青春小説史上、恋愛小説史上、犯罪小説史上、
最高に過激で孤独、そして正しく、美しい夜更かしが始まる。

著書累計、20万部突破。この一冊が、すべての絶望を紙屑にする。

         ***

友達はいない。恩師もいない。恋人もできない。好きな人の好きな人は私ではない。夢も趣味も特技もない。InstagramもTwitterもYouTubeもくだらない。なにもかもが眩しく、虚しく、どうでもいい。
東京で一人暮らしを始めた大学一年生の「私」は、夜になっても眠ることができない。やりたいこともなりたいものもなく、無気力な日々の中、「私」はサークルに入り冷酷で美しく聡明な「先輩」と出会う。しかし彼女一人を除いて誰とも馴染めず、すぐそのサークルとも疎遠となる。そんな「私」を唯一潤わしたのは、毎晩のように東京タワーの近くまで歩いて行き、毎晩のようにタワーだけを眺め続ける、そんな無意味な行為だけだった。 講義にもサークルにも行かず、散歩をするか、あるいは図書館で勉強を続けるだけの生活に半ば絶望していた夜、図書館横の喫煙所に佇んでいると見知らぬ男が「火、ある?」と声を掛けてきた。
この男との出会いが、これから起こることのすべて―悪戯、銅像破壊工作、大学破壊工作、暴動、そして東京破壊計画―つまり、最悪の始まりだった。一方、「私」と「先輩」の距離はだんだんと接近していく……。


第一章 星にも屑にもなれないと知った夜に
第二章 携帯を握り締めても思い出はできない
第三章 誰でもいいから傷つけたかった、傷つけられたかった
第四章 君も一人かと夜は言った
第五章 愛は脅迫状
第六章 寂しいって言ったら死刑になる星で
第七章 悪い恋
第八章 美しくない街の、美しくない夜の、美しい私たち
第九章 ふたりきりにはなれないふたり
第十章 おまえに好かれるために生きてる訳がねえだろ
第十一章 七号館のテロリスト
第十二章 真夜中乙女戦争開始宣言
第十三章 ヴィヴィッド・ピンクの悪意と愛を込めて
第十四章 狂
第十五章 「愛していない、愛していない、愛していない」
第十六章 絶望はサンタクロースのように
第十七章 夜が明けるまでに愚か者どもが告げるべき愛は




F[エフ]
著・文・その他

内容説明

20XX年12月25日未明―東京は、あと一分で終わる。愛していると言えないうちに。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

203
図書館の予約に出遅れてようやく読めました。F、初読です。タイトルから、西尾維新ラノベ的な作品かなと思って読み始めましたが、全ったく異なる内容でした。哲学的イデオロギー青春東京タワー♡小説でした。初期の島田雅彦の雰囲気がありました。Fは、W大OBでしょうか?2018/10/09

あも

107
特別な何かになりたくて声を出さずにもがいて叫ぶ。そんな真夜中を何度も過ごしてきたのに、今でもまだそんな夜に出会う。寂しさは誰かと抱き合えば誤魔化せるけど、誰かと抱き合ってる時ふと感じる寂しさに向き合う術を知らなくて目を瞑る。目の前に背を向けた椅子が幾つも並んでいる。大切な誰かの為に用意したはずの椅子はこちらを向いてと祈るだけの自分の前では当たり前にからっぽで、誰も座らない椅子だけが増えていく。愛されたくて愛するのか、優しくされたくて優しくするのか。秋の夜風が冷たいので、数日間限定でお休みします。また来週。2018/09/29

R

76
作中で触れられていた「何者」と「夜は短し~」を中二病でカスタマイズした物語だった、理屈抜きの勢いがすごい。世界を破壊するという怒気をはらんだ思想と、それを実行に移す狂騒、SFめいた展開と怒涛のアクションと見せかけて、本当に書きたかったのは、ひとめぼれした女性への片思いだったんじゃないか、そんなセンチな気分になったのである。ヒロインとどうこうというあたり、やはり高純度の中二病的小説だったと思うのだった。2022/02/02

ゆかーん

64
「中二病」ってあるけれど、これは「大二病」小説という感じ。大学の講義が面白くなくて、先生に面と向かって意見を口にしたり、東京タワーにラブレターを書いたり、定期試験を忘れて(無視して)深夜映画鑑賞に明け暮れたり、大学生になると一度はやってみたいことばかり。大学生の代わりに、著者が世の中の絶望や不満や虚無感をぶちまけたような、激しい焦燥感に満たされた文章でした。共感できる部分も沢山ありますが、30過ぎた私としては今更な発言ばかり…。大人になりきれない純粋と現実の狭間で生きる、若者への魅力的な小説だと思います。2018/08/20

うっちー

63
何か哲学書を読んでいるみたいな気持ちになりました2022/01/31

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