ファミ通文庫<br> 東雲侑子は短編小説をあいしている

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ファミ通文庫
東雲侑子は短編小説をあいしている

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  • サイズ 文庫判/ページ数 328p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784047275225
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

何事にも無気力、無関心な毎日を過ごす高校生、三並英太。楽そうだからという理由だけで図書委員になった彼は、ともに委員を務める東雲侑子の熱のない静けさに、自分の空虚さに似たものを感じていた。しかし偶然彼女の秘密を知ってしまったことから、自分との違いを思い知らされる英太。だが、その秘密のために、彼女と距離を縮めることとなり、失ったはずの感情に胸を締めつけられていく…。早熟な少年少女に贈る、もどかしく苦いラブストーリー。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

115
ずっと積んだままだったシリーズ。これでもかという位甘酸っぱい恋愛小説ですね。不器用な二人の男女がすれ違いながらも惹かれあいくっつくとかベタなんだけどそれがいい。最近この手のド直球なタイプの作品読んでなかったからか余計に思いました。侑子の心理描写は彼女の書いている小説でわかるっていうのもいいなぁ。文章の魅せ方も非常にうまい。文句なしの傑作ですね。2014/06/08

コリ

107
久々にちゃんとした「恋愛小説」を読んだかもしれない。感想としては、二人の距離感がすごくもどかしいと言うかむず痒いというか…とにかく初々しくてすごく応援したくなる。遊園地や一緒に服を買いにいく場面はニヤニヤが止まらなかった(笑)最後でようやくスタートラインって感じかな?二人の仲がどう発展していくのか気になってしょうがない。続巻熱望。2011/10/03

王蠱

105
恋愛小説とも青春小説とも似ているようで何処かそれだけでない独特な、だがしっとりと甘い香りを微かに匂わせる心地よい一冊。ある意味ではあまりラノべっぽくない落ち着いた作風だが、同時にキャラに重きを置くラノべでしか表現できない絶妙な心とその距離感がとても丁寧に描けている。切なさと甘さを熱い紅茶に溶かしたような読後感2012/07/15

Yobata

95
何事にも冷めている三並英太は週水曜と金曜の二回の図書委員だけが日課だった。その曜日に一緒に図書委員を務め、常に本を読む東雲侑子も熱のない少女でなにかしら興味を持ち始めていた。ある日司書が図書室に入庫した文芸雑誌に東雲が載っていた。なんと彼女は西園幽子という作家だったのだ。短編小説を愛し、短編小説しか書かない東雲は長編を書く為に英太に仮の男女交際を依頼してくる。彼女との距離感が掴めない英太。かつて砕け散った恋愛という感情を思い出せるのか…。ここ最近、ファンタジーや冒険ものばっか読んでたのでこんなリアルな→2013/10/08

寂しがり屋の狼さん

71
新春🌸キュキュン第2弾💕(笑)(⁠◕⁠ᴗ⁠◕⁠✿⁠)早熟な少年少女、もどかしく苦いラブストーリー📖次作も借りているので読まなきゃ💦2024/01/10

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