ヘンな論文

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784046533418
  • NDC分類 002
  • Cコード C0095

出版社内容情報

珍論文ハンターのサンキュータツオが、人生の貴重な時間の多くを一見無駄な研究に費やしている研究者たちの大まじめな珍論文を、芸人の嗅覚で突っ込みながら解説する、知的エンターテインメント本!

【著者紹介】
1976年東京生まれ。芸人。オフィス北野所属。お笑いコンビ「米粒写経」として活躍する一方、一橋大学非常勤講師もつとめる。早稲田大学第一文学部卒業後、早稲田大学大学院文学研究科日本語日本文化専攻博士後期課程修了。文学修士。ラジオ出演や雑誌連載など多数。

内容説明

おっぱいの揺れ、不倫男の頭の中、古今東西の湯たんぽ、猫カフェの効果…なかなか見る機会のない研究論文。さがしてみれば仰天のタイトルがざくざく…。こんなことに人生の貴重な時間を割いている人がいるなんて!

目次

「世間話」の研究
公園の斜面に座る「カップルの観察」
「浮気男」の頭の中
「あくび」はなぜうつる?
「コーヒーカップ」の音の科学
女子高生と「男子の目」
「猫の癒し」効果
「なぞかけ」の法則
「元近鉄ファン」の生態を探れ
現役「床山」アンケート
「しりとり」はどこまで続く?
「おっぱいの揺れ」とブラのずれ
「湯たんぽ」異聞

著者等紹介

サンキュータツオ[サンキュータツオ]
1976年東京生まれ。芸人。オフィス北野所属。お笑いコンビ「米粒写経」として活躍する一方、一橋大学非常勤講師もつとめる。早稲田大学第一文学部卒業後、早稲田大学大学院文学研究科日本語日本文化専攻博士後期課程修了。文学修士。日本初の学者芸人。ラジオのレギュラー出演のほか、週刊誌、月刊誌などでの雑誌連載も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

181
おもしろかった。タイトルの通り、実際に世の中に発表されている「変な論文」の内容を面白おかしく紹介していく一冊。ただ、たまに変に高くなるテンションやノリになる文章にちょっと辟易とすり。「論文とはそもそもなにか?」などまで解説してくれるのは地味に親切。最後の湯たんぽ研究もおもしろかったけれど、実際に執筆者にお会いしたせいで余計なところが長くなってしまったという感じは否めない。2019/02/23

seacalf

130
象牙の塔に住まう学者の方々はどんな高尚な研究をしているかと思えば、ここで紹介されているのはけっこうぶっ飛んだキテレツなもの揃い。でも馬鹿馬鹿しいことを大真面目に研究するのって格好良い。真剣に検証している内容を軽妙に紹介しているのでさらりと読める。さらに岡田丈のイラストが可愛くて可笑しさを誘う。論文で思い出すのは、締切間際に高熱を出して口述筆記で間に合わせた自分のぽんこつ卒論。当時の担当先生が今やがんがん現代アメリカ文学を紹介している翻訳家の雄なのだから、世の中面白い。もっと真面目にゼミに参加したかったな。2017/06/05

ウッディ

119
世の中に溢れるヘンな論文たち。誰が何と言おうが、研究者が真剣に真理を追い求めた努力の結晶がそこにある。その内容がたとえ「あくびはうつるのか?」とか「公園斜面に座るカップルの観察」などであったとしても・・・。理系人間の自分は「コーヒーカップの音の科学」を解明するアプローチが面白かった。2017/08/30

あちゃくん

119
修士号をもった芸人サンキュータツオ氏による、ヘンな論文の解説本です。取り上げている論文のタイトルも「婚外恋愛継続時における男性の恋愛関係安定化意味付け作業」「走行中のブラジャー着用時の乳房振動とずれの特性」「行動伝染の研究動向 あくびはなぜうつるのか」「コーヒーカップとスプーンの接触音の音程変化」「オリックス・バファローズのスタジアム観戦者の特性に関する研究」「湯たんぽの形態の成立とその変化に関する考察Ⅰ」などおもしろいものばかり。知的好奇心はほんと裏切らないなぁ。2015/11/29

依空

99
論文は難しいものばかりと思っていたけれど、この本を読むとイメージが崩壊しちゃいます。芸人サンキュータツオさんが集めた、ヘンな論文集。「公園の斜面に座るカップルの観察」に「浮気男の頭の中」、更には「おっ〇いの揺れとブラのずれ」って何それ、変、へん、ヘンだよ!けれどこんなヘンな題目を真剣に考察かつ論じているのだからすごいわ。個人的には日常の小さい気付きが発展していく楽しさも味わえる「コーヒーカップの音の科学」が大変面白かったです。研究者の熱意を知った分、最後の論文の盗用と無断引用の話は腹立たしくてなりません。2017/01/16

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