超巨大地震は連鎖する

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784046214904
  • NDC分類 453
  • Cコード C0040

出版社内容情報

地球規模の大地殻変動から、3・11で激化する日本列島の地震を予測する!

激化し、頻発する地震。3・11で大規模地殻変動に見舞われた日本列島は新たな地震活動の局面に突入した! 東日本大震災を正確に予測した著者が、連鎖する巨大地震のメカニズムに迫り、次なる巨大地震を予測する。

内容説明

1960年のチリ地震(M9.5)のあと、環太平洋全域で連鎖する火山の噴火と、巨大地震の謎を検証―。太平洋海底を縦に割って噴出したマグマが、地球全域の地震・火山活動を活発にした。「地震の目」で震央の位置・規模・移動を確認、「火山と震央の距離」で時期を絞りこむ―。大地震と火山噴火にそなえる「木村理論」の集大成。

目次

プロローグ 確率論的予測や周期説では予知できない(環太平洋の地震・火山シリーズは、いちだんと活発化!!;“応力とひずみ”が、地震と火山噴火の引き金を引く! ほか)
第1章 環太平洋の“火山噴火シリーズ”に続いて始まった巨大地震(超巨大地震は、集中発生していた;海嶺から噴き出した新しい地殻が、古いプレートを押し続ける ほか)
第2章 噴火と地震の連鎖で起きた3・11東日本大地震(「地震の空白域」は、地震の兆候を示す“指標”なのか?;大きな地震の起きていない場所を探す!=「第1種地震空白域」の発見 ほか)
第3章 東日本大地震とその後の地震・火山噴火(1990年代から鳴りをひそめた、東北の火山活動;「時空ダイヤグラム」から、東日本大地震の発生時期を探る ほか)
第4章 富士山―マグマの地下活動は始まっている(平安時代の“大地動乱”―富士山噴火と貞観地震の関係;富士山の活動は、大地震によって区切られている ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

菜の花

1
琉球大名誉教授である海洋地質学者の著作。学術的な信頼性については、この本を読んだだけではちょっと判断しかねるので留保。本人は真面目な姿勢で研究しているのは間違いなさそうなので、少なくとも似非科学とか騙そうとしている、とまでは思わないですが、本書の議論のみでは決定的な説得力には欠けるため、比較的怪しい印象を受けます。とにかく図が分かりにくく、図解して欲しいところに図がなく、存在する図の意味が分からないことが多いのがとてもマイナス。内容は興味深いです。2012/11/17

gokuri

0
地震と火山活動の連動について、説得力をもって論を展開している。 しかし、もともと100年から数百年のインターバルの現象をまだ100年程度の 地震発生データと不確かな歴史文書から推測している地震予知に 多くをもとめてはいけないという感想を持たざるを得ない。 科学の進展にはまだまだたくさんの仮説と実証が必要である。2012/10/30

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