幸せは自分の中にある―ベニシア、イギリス貴族の娘。

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幸せは自分の中にある―ベニシア、イギリス貴族の娘。

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784046019356
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0076

出版社内容情報

こころの平穏を求めるベニシアの旅路は、ここから始まった。私は何が起こっても決してくじけない。日本語で「負けるもんか!」と思う。子供時代に心の中の暗い穴の底から這い上がったことを思い出し、深呼吸して笑顔になって言うのだ。「夢は決してあきらめない」と。
(本文より抜粋)。少女時代を綴ったベニシアの長編第1作。

プロローグ どんな経験からも学ぶことはある ベニシアの日本への道のり
第1章 イギリス貴族に生まれて 貴族とは、生まれつきのものではなく、その人の行動で示すべきもの
第2章 義理の父との思い出
第3章 ベニシアの社交界デビューへの道のり
第4章 絶望から立ち直った子ども時代

プロローグ どんな経験からも学ぶことはある?ベニシアの日本への道のり?
第1章 イギリス貴族に生まれて
     ?貴族とは、生まれつきのものではなく、その人の行動で示すべきもの?
第2章 義理の父との思い出
第3章 ベニシアの社交界デビューへの道のり
第4章 絶望から立ち直った子ども時代

ベニシア・スタンリー・スミス[ベニシア スタンリー スミス]
ハーブ研究家。1950年、イギリスの貴族の館で知られるケドルストン・ホールに生まれる。19歳の時、貴族社会に疑問を持ち、イギリスを離れインドを旅する。71年に来日。78年より京都で英会話学校を始め、現在の「ベニシア・インターナショナル」を設立。96年、大原の古民家へ移住してハーブガーデンを作り始める。ハーブやガーデニングに関する記事を雑誌や新聞に執筆。著書多数。少女時代をつづった本書は長編第1作。NHKの番組『猫のしっぽ カエルの手』に出演中。

竹林 正子[タケバヤシマサコ]

内容説明

ベニシアが、イギリス貴族に生まれながら京都大原の里山暮らしを選んだのはなぜ?こころの平穏を求めるベニシアの旅路はここから始まった。

目次

第1章 イギリス貴族に生まれて―貴族とは、生まれつきのものではなく、その人の行動で示すべきもの(私の父の物語;私の母の物語 ほか)
第2章 義理の父との思い出(乳母に育てられた幼少期―フランス人のナニー、ディンディン;二番目の父―一番ハンサムだったフレディおじさん ほか)
第3章 ベニシアの社交界デビューへの道のり(社交界デビューへの道のり;サンモリッツでのスキー事件 ほか)
第4章 絶望から立ち直った子供時代―父デレクとの永遠の別れ(ショッキングな出来事―母の四度目の結婚;四番目の父 物静かなジョンおじさん ほか)

著者等紹介

スタンリー・スミス,ベニシア[スタンリースミス,ベニシア] [Stanley‐Smith,Venetia]
1950年、イギリスの貴族の館で知られるケドルストン・ホールに生まれる。19歳の時、貴族社会に疑問を持ち、イギリスを離れインドを旅する。71年に来日。78年より京都で英会話学校を始め、現在の「ベニシア・インターナショナル」を設立

竹林正子[タケバヤシマサコ]
広島県生まれ。上智大学外国語学部卒業。仏国立ポンゼショセ工科大学院国際経営学部修了(MBA)。外資系金融機関、出版社勤務を経て、フリーランスに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

陽子

32
京都大原で古民家に暮らし、自然をこよなく愛するベニシアさんの自叙伝的な本。イギリス貴族と聞いても正直ピンとこなかったが、舞踏会でお客様が現れる度に到着の音楽が催されている様子は「白鳥の湖」のお城の様子と被って見えた。下々の者と気軽に話してはいけないと叱る母は離婚結婚を繰り返して、ベニシアさんには四人の父がいた。親の都合で家族が変わる類まれな生い立ちには正直驚いた。「何が起こってもくじけない」「意志あるところに道は開ける」様々な苦労を彼女は人生エキスと捉えてまっすぐに生きているんだな、と感じた。2019/07/22

井上裕紀男

26
「大切なのは、その人の行動なんだよ」と祖父からかけがえのない言葉を受け取ったベニシア氏。同じ言葉をもらっても、ちゃんと感じ取れない人は多い。 複雑な貴族社会の中でも人生において譲れないものを持ち続けた。幾千年に渡り身分社会を続ける人間は血や階級に捉われる。求めると手から零れ落ちる「幸せ」を、自らの心に見出す強さが羨ましくも感じます。 実母よりも乳母ディンディンとの写真に収められた著者の笑顔が何とも言えない。日本に来日されてからの軌跡は描かれていないのが残念です。世の中と自分を見つめる眼を大切にしたくなる。2022/02/17

なつ

16
『人生という名の旅は、突然、終わりがくることもあるからこそ、できる限り美しいものにしたいと、誰もが願う。日々の暮らしの中で、すべてのものは変わり続けるけれど、私たちの心の中はずっと同じ。私は幼い頃から「変化」を経験してきたが、それも人生を学ぶためだったのかもしれない。』ベニシアさん程ではないけれど、わたしも「変化」が多い方だと思う。これからもそんな「変化」多き人生を歩んでいく予感が満載だけど、でも、自分に起こる出来事は全て必然で、大きな学びだと信じて、受け入れて、乗り越えていきたいと思う。だから、大丈夫!2017/08/12

なにょう

13
「ジェイン・エア」やオースティンの作品が好きだ。英国貴族の世界に、ずっと興味関心を持っている。英国貴族の末裔、ベニシアさんの回想記。★大きなお屋敷、たびたび変わる父親、生育環境。母親は子どもに愛情を与える術を知らない。となるとなんだかかわいそうだけども。継父やナニーや親戚の人びとがベニシアさんを見守る。また自然豊かな環境下で成長できたことも大きな意味があるだろう。「公爵以上」のお婿さんを求める母親と、小さな田舎家での暮らしを夢見る娘。その戦いはいかに。この続きはあるのかなぁ。2022/04/23

Yosukeworld

4
京都・大原に住むハーブ研究家ベニシアさんの自伝。 Eテレの「猫のしっぽ カエルの手」は毎週見ているのですが、ああいう生活に憧れます。イギリスの貴族出身で、父親が4回変わるなど不遇な少女時代を過ごしたそう。しかし、それぞれの父親から人生を学び育っていく。 「愛は常に自分の中にあり、美しく花開く時を待っているのだと感じている。不思議なことだが、困難は私たちを輝かせてくれるのだ。 私はその日に起きた良い出来事に、心を向けるようにしている。」 《幸せは自分が決める。》2018/06/14

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