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  • サイズ B6判/ページ数 157p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784046010827
  • NDC分類 778.04
  • Cコード C0095

出版社内容情報

『新宿スワン』『ラブ&ピース』『リアル鬼ごっこ』『みんな!エスパーだよ!』と公開ラッシュが続く鬼才園子温監督の最新エッセイ!詩人としての顔も持つ著者が、本書のために書き下ろした詩も多数収録。

内容説明

はみ出すことで、世界は変わる。映画界の鬼才が世にぶつける書き下ろしの詩14編とエッセイ。伝統なんて、タブーなんて、普通なんて、常識なんて、受け入れない。

目次

第1章 ×不自由の国、日本(アナ雪の監督を誰も知らない;映画という日常に飽きた ほか)
第2章 ×「普通」という名の足枷(あるのかないのかモヤモヤモラル;形成される「普通」と変化 ほか)
第3章 ×幸福と孤独(みんなから愛されることなんかもう諦めている;誰しも全員平等にうまくいってない ほか)
第4章 ×監督前夜(歌のために読み込んだ現代詩大全集;その年齢でしか出せないものがある ほか)
第5章 ×表現は世界を変えたいという意思(作品作りが一番の評論;刹那でできる本物の表現)

著者等紹介

園子温[ソノシオン]
映画監督・詩人。1961年愛知県生まれ。17歳で詩人デビューし、「ジーパンをはいた朔太郎」と呼ばれ注目される。1987年、『男の花道』でPFFグランプリを受賞。以後、旺盛に作品を制作し、世界でも高い評価を得る。近年では『愛のむきだし』で第59回ベルリン国際映画祭カリガリ賞、国際批評家連盟賞をダブル受賞。その後も『冷たい熱帯魚』(第67回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門正式出品)、『恋の罪』(第64回カンヌ国際映画祭監督週間正式作品)といった暴力や性に切り込む衝撃作を続々と発表する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Vakira

23
子温よ しかと 気概を受け取ったぜ。イカスぜ子温 非道に生きろ! でもな 子温 お前を生かしているのお前一人じゃない。今のお前がいるのも奴のお陰だ。25年前を思い出せ。そう6月10日だ。奴は「まあな」を書くことを誓った。そしてお前は負けじと「ピカドン」を書いたんだ。あの時 誓わなければ、今の園子温はなかった。馴れ合いのしょーもない友人がいたからこそ、お前のスイッチが入ったんだ。だからお前を生かしているのはお前独りだけじゃない。よきライバルと俺らだ。お前のことを愛してやまない俺らがお前を生かしてやる。2015/07/01

おいかわ

9
映画監督で詩人の園子温さんの詩集&エッセイ。茂木さんがTwitterで紹介していたので気になって読んでみた。最初はそのいささか乱暴とも言える表現に面食らったが、「なるほど、彼こそが表現者だ」と途中で気づく。それらは、彼の中から出てきたありのままの言葉達。別に好かれようとなんて思っていない。否定されても構わない。こんな強さが欲しいと思った。自分だけが持つ生まれながらの個性。それを殺してはいけない。2015/12/23

小鈴

8
パラパラめくっていたら松本人志について書いてあったので手に取る。言わんとすることは分かるし、他人へ向けてというより自分にはっぱをかけるように安住とは逆方向へ向かう姿は年齢を考えると素晴らしい。が、誰もが同じように園子温にはなれないのだ。園子温はそういう生き方しかできないから園子温なんだ。つまりは、自分らしく生きるというのは、自分に合った生き方しかできないということだ。園子温のようになるということは、自分らしくなるということだ。それがたとえ人から見るとフツーに見えたとしても。2015/09/03

たんたん麺

4
「表現っていうものはやはり迫力です。最終的にはやっぱり勢いだったりすごみだったりが本物の表現です。恥ずかしいという想いを諦めてどんどん作り続けていくしかない。僕はこれからも常識を受け入れず、そうしていきます」すごく勇気をもらえる本で一気に読んだ!2016/06/26

法水

3
書き下ろしの詩14篇とエッセイの他、高校時代に雑誌に掲載された詩1篇を収録。詩はいずれも既製の枠に捉われることなく自分の道を進めというメッセージに溢れている。『映画みんな!エスパーだよ!』のオーディションで「ドラマ版は見てないけど、すごく興味があります」と言ったり、「園監督の作品は1本も観たことがないけど、すごく興味があります」と言ったりする役者が何人もいたようだけど、興味があるなら観て来いよ!(笑)松本人志監督にシンパシーを感じるという一文も嬉しかった。いつか対談してくれないかな。2015/06/21

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