これまでイマイチ理解できなかった人もすぐにわかるようになるすごい哲学

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これまでイマイチ理解できなかった人もすぐにわかるようになるすごい哲学

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784046008886
  • NDC分類 130
  • Cコード C0010

出版社内容情報

常識として知っておくべき大哲学者の思想をカリスマ講師がわかりやすく解説「哲学」と聞くと、ああ何か難しそう…と思いますよね。僕も若い頃はそうでした。
高校は日本史選択で西洋の歴史・文化は中学止まり。それにそもそも倫理や倫・政の授業なんてあったっけ? というレベル。

けれど、さすがに先生と呼ばれる職業柄、完全逃避はやめ、なぜ難しいと思うのか? を考えてみたのです。自分なりに答えが2つ出ました。

1「哲学」って何? ということを知らないから。
2各思想の流れというか、転換点を知らないから。

 そっか…、そうなんだ。ま、いつか勉強しよっと。
と、そこで思考は停止しました。そして戻る通常運転の日々…。
ああ、当時の自分に教えてやりたい。そこで止まっちゃ、もったいない。

 若い頃の僕に、現在の僕が説明したいと思います。

 まず1について。「哲学」は「人間とは何か?」を考える学問です。そして「世界とは何か?」を考える学問です。

 次に2について。転換点を知らないなら、流れがわかる図をお見せしましょう。この本には思想の一覧表を掲載しています。まずは“鳥の目”で全体を見渡す。
そのさい、絶対に必要な人物や論だけは目立つようにしておきました
(各章のイントロにも書いています)。

 ここで気付いてください。あなたは今、やはり「テツガク」しているのです。
 たとえばあなたは…、

自由が好き?(功利主義) 
平等が好き?(社会主義)
理想主義的?(ドイツ観念論) 
現実主義的?(プラグマティズム)
経験を重視する?(経験論) 
生まれながらにもっているものを重視する?(合理論)
絶対的真理はあると思う?(ギリシャ三大哲学者) 
絶対的真理はないと思う?(ソフィスト)
自分だけの真理があると思う?(実存主義) 
理性や真理と関係なく、世界の変化は構造が転換してるだけと思う?(構造主義)
人間や世界は唯一絶対の神が創ったと思う?(ユダヤ教・キリスト教・イスラーム)

 混迷を極めているように見える世界でも、古今東西、あることは必ず行われています。人間は正解なんてないことを好き勝手に考えてきたし、今も考えてる。「テツガク」している。
 本書を読めば、色んな考えの人と仲良くできるかも、と思えるかもしれませんよ。いや、やっぱり嫌だ、でもいいです。どんな考えの人と距離を取りたいのかも、はっきりしそうですよね。
 何にせよ「哲学」に正解はないのでお気楽に。

 ☆10人の哲学者をメインにその他大切な思想を紹介しています。

第1章 ギリシャ哲学 思考のはじまり
第2章 宗教と中世思想 それでも思考は続く
第3章 近代思想のめばえ 価値観の転換
第4章 近代思想の確立 近代科学と近代哲学
第5章 市民革命期の思想 社会契約説と啓蒙思想
第6章 ヨーロッパ近代市民社会の倫理 ドイツ観念論と功利主義
第7章 現代に続く近代の三思想 社会主義・実存主義・プラグマティズム
第8章 多様な現代思想


伊藤 賀一[イトウ ガイチ]
著・文・その他

内容説明

10人を押さえれば、哲学はわかる。思想の流れが一目でわかる一覧表付き。

目次

第1章 ギリシャ哲学―思考のはじまり
第2章 宗教と中世思想―それでも思考は続く
第3章 近代思想のめばえ―価値観の転換
第4章 近代思想の確立―近代科学と近代哲学
第5章 市民革命期の思想―社会契約説と啓蒙思想
第6章 ヨーロッパ近代市民社会の倫理―ドイツ観念論と功利主義
第7章 現代に続く近代の三思想―社会主義・実存主義・プラグマティズム
第8章 多様な現代思想

著者等紹介

伊藤賀一[イトウガイチ]
1972年、京都市生まれ。法政大学文学部卒業後、東進ハイスクール講師を経て、リクルート運営のオンライン予備校「スタディサプリ」で高校倫理・政治経済・現代社会・日本史、中学地理・歴史・公民の7科目を担当。司法試験予備校の辰已法律研究所で一般教養講師も務める。生涯教育学を学び直すため43歳で一般受験し、合格。早稲田大学教育学部に在学中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

裕斗

8
この本の内容は様々な哲学者達と、その哲学者達の考え方(〜主義)を時代に沿って紹介していくものであった。「おわりに」にも記載されていたが、この本の内容は一般的な哲学書よりも、初歩的な内容を取り上げているため、大分読みやすく構成されていると思う。しかし、普段から哲学という学問に触れていない私にとっては、知らない単語ばかりの内容であった。これを機に、哲学の勉強にも取り組んでみたいと思った。2019/01/23

はぎはぎ

3
現在の高校倫理で扱われている西洋思想を簡潔かつ要点を押さえて説明する本。説明の仕方も教科書の記述からそれておらず、オーソドックス。筆者の講師としての経験がいかんなく発揮されている。倫理を学んでいる高校生や受験生、高校倫理の内容を知りたい人にとっては、有用であろう。他方、内容については表面的であるので、深く知りたい人やすでに知識がある人にとっては、得るものは少ないだろう。筆者は「入門書の前の、扉を叩くノック本」と言っており、その点で偽りはなく、非常に良心的な本であると思う。2018/08/08

Tomitakeya

2
哲学の始まりから現在まで、ぎゅっと圧縮して、系統だって書かれている。教科書のような内容だった。哲学は社会状況や世情の影響を受けてきたのだ。特に宗教には絶大なのだ。哲学の入門書として良かった。哲学は深めて行こうと思う。2020/06/19

ta_chanko

2
古代ギリシャから現代思想までの哲学の歴史と流れを概観。入門的な内容だが、思想の流れやつながり、時代背景がよく分かる。2019/03/25

北白川にゃんこ

2
シンプルに知る哲学の歴史!複雑だからね、シンプルだと分かりやすいね。未だ哲学に解答は無い。問い続ける事にこそその意義もあれば意味もあるのだ。2018/11/08

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