角川文庫 角川ソフィア文庫<br> 日本人とキリスト教

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角川文庫 角川ソフィア文庫
日本人とキリスト教

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044094485
  • NDC分類 192.1
  • Cコード C0114

出版社内容情報

ふしぎなのはキリスト教か? 日本人か?

キリスト教を「信仰しない日本人」は、どのようにキリスト教という宗教をとらえてきたのか。江戸・明治の事例を紹介しながら、信仰心の側面だけではなく、知的好奇心からキリスト教と日本の関係を考える。

内容説明

イエス・キリストの墓は青森県にある!?由比正雪はキリシタンだった!?近世から近代にかけて、日本ではキリスト教にまつわる多くの説が生まれては流布された。奇想天外な妄説・珍説の数々を、当時の人びとはなぜ紡ぎ出したのか。奔放で豊かな想像力を杖にして、キリスト教受容をめぐる諸説をたどり、教科書的な歴史の影に息づく人たちの想いから、歴史がつくられてゆく「現場の謎」を解明。歴史の面白さを再発見できる。

目次

第1章 幻想のネストリアン(アダムと空海;世界のなかの高野山 ほか)
第2章 異端の魔術(天草騒動と由比正雪;謀叛人あるいは、売国奴 ほか)
第3章 仏教と神道と(江戸のアレクサンダー・ロマン;仏教異端説 ほか)
第4章 ユーラシアのなかで(日本人とユダヤ人;フランス・ルネッサンスの大奇人 ほか)

著者等紹介

井上章一[イノウエショウイチ]
1955年、京都市生まれ。京都大学工学部卒業、同大学院修士課程修了。現在、国際日本文化研究センター教授。専門は風俗史、意匠論。1986年『つくられた桂離宮神話』(講談社学術文庫)でサントリー学芸賞、1999年『南蛮幻想』(文藝春秋)で芸術選奨文部大臣賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヴェネツィア

357
いつものことながら、この人の博覧強記ぶりには驚く。もっとも、牽強付会といった傾向も無きにしも非ずだが。「まえがき」によれば、「(日本における)キリスト教受容史のあり方を、おいかけ」、そのことによって日本社会を逆照射する(著者の言葉ではないが)というのが本書の目的ということになるのだろう。ただ、そうは言うものの網羅的に風呂敷を広げたかの感があり、多分に雑学的な印象も免れない。『京都ぎらい』を読んでからというもの、どうもこの人の語ることに妙なバイアスがかかってしまったようだ。以前はもっと素直に感嘆していた。2019/06/25

優希

71
日本人とキリスト教がどのような関わりがあったかというより、歴史的な見解に基づくキリスト教受容とその諸説をたどるという感じの本でした。イエスの墓は青森にあるとか、仏教キリスト教起源説など、奇想天外な珍説が繰り広げられています。日本人のキリシタン観が見られると言ってもいいのかもしれません。近代のキリスト教解釈とその謎が伺えるのは興味深いところですが、本来のキリスト教と日本との関わりとは異なることが語られているということを念頭に置いて読むべきです。2017/07/11

HANA

40
日本人がキリスト教に対して如何なる思いを持ってきたかを説いた本。といっても教義的なものではなく、中心となっているのはあくまでイメージ。しょっぱなからキリストの墓が出てきて、思わずニヤリとしてしまいましたよ。その他にも空海と景教だとか、吉利支丹伴天連の変遷だとか、仏教キリスト教同根説、日ユ同祖論だとか興味深くない箇所は一箇所たりとも無かった。これを読むと日本人がキリスト教を論じるのは西洋との関わり合いにおいてなんだよなあ。根本をこちらに置くかあちらに置くかの違いで。仏教みたいに血肉化してないからかしら。2014/01/09

中年サラリーマン

17
キリストの墓が青森にある、という記述。そしてダビデを祭ってる?という伝説の大酒神社、太秦の秦氏がキリスト教徒?という伝説。一見トンデモだが著者はこれらの伝説が明治初期に語られていることが多いというところに注目。当時日本は欧米と対等にやりあおうとするが、その欧米はキリスト教国家、キリストの教えが伝来していない地域を野蛮と見た。対等になりたかったのかもしれない。日本で仏教とキリスト教の類似点が議論される。それは仏教が西に伝来してキリスト教になったのではまで。そこから上記のような伝説が生まれたのではないか!2014/04/14

Joao do Couto

5
悪いやつ=キリシタンという構図はよくわかる。さまざまな事例が引かれていて面白い。エッセイとしてよくできています。2015/04/30

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