角川ソフィア文庫<br> 幸福論

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角川ソフィア文庫
幸福論

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044003395
  • NDC分類 133.5
  • Cコード C0110

出版社内容情報

平和の意味を問い直し、あらためて幸福になることの意味と方法を示す。不幸は至る所にあるものであるということを前提にすると、本書はそのような「日常的な不幸」に対する処方箋集ともいえる。 そしてその処方箋に共通するのは、自分の世界にこもるのではなく、外界へ興味をもつこと、外的なものに対して好奇心をもつことであるとラッセルは説く。
第一部 不幸の原因
1 何が人びとを不幸にさせるのか 2 バイロン風な不幸 3 競争 4 退屈と興奮 5 疲労 6 嫉妬 7 罪悪感 8 被害妄想 9 世論に対する恐怖 
第二部 幸福をもたらすもの
10 いまでも幸福は可能であるか? 11 熱意 12 愛情 13 家庭 14 仕事 15 非個人的な興味 16 努力とあきらめ 17 幸福な人間
解説 小川仁志


堀 秀彦[ホリ ヒデヒコ]
翻訳

B・ラッセル[ビーラッセル]
著・文・その他

内容説明

数学者の論理的思考と、哲学者の機知を兼ね備えたB・ラッセル。第一部では問題の本質を明らかにするために原因分析を行い、解決策を論じる。第二部では幸福を獲得するための具体的な方法について解説。晩年は平和活動に身を捧げた哲学者ならではの、時代を超えて読み継がれる名著。どことなく不安定な社会情勢下、自己を否定しがちな風潮の現代に、平和の意味を問い直し、あらためて幸福になることの意味と方法を示す。

目次

第1部 不幸の原因(何がひとびとを不幸にさせるのか?;バイロン風な不幸;競争;退屈と興奮;疲労;嫉妬;罪悪感;被害妄想;世論に対する恐怖)
第2部 幸福をもたらすもの(いまでも幸福は可能であるか?;熱意;愛情;家庭;仕事;非個人的な興味;努力とあきらめ;幸福な人間)

著者等紹介

ラッセル,B.[ラッセル,B.] [Russell,Bertrand Arthur William]
バートランド・アーサー・ウィリアム・ラッセル。1872年生まれ。イギリスの論理学者、数学者、哲学者。ヘーゲル哲学から経験主義に転向し、初期の論理実証主義に影響を与える。数理哲学の分野では、ホワイトヘッドと共に著した『プリンキア・マテマティカ』が有名。また、晩年は平和活動に身を捧げ、アインシュタインと共同で「ラッセル=アインシュタイン宣言」を発表。ベトナム戦争に対しても、サルトルらとともに抗議行動を展開した。1970年2月没

堀秀彦[ホリヒデヒコ]
1902年石川県金沢市生まれ。日本の評論家。旧制松本高校文科甲類を経て東京帝国大学哲学科卒。1958年東洋大学教授、のち学長。数多くの人生論、幸福論、女性論を書いて人気を博す。1987年8月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

72
読了記録を見て愕然。既読だと……?! まったく内容を覚えていないのだが……。岩波文庫版だったため訳者が違うこともあり新鮮な気持ちで読めたのでま、いいか……。2018/11/13

molysk

66
何がひとびとを不幸にさせるのか?本書の前半は不幸の原因として、厭世的な世界観、競争、退屈、興奮、疲労、嫉妬、罪悪感、被害妄想、世論に対する恐怖を挙げて、これらを解決するための方策も示す。後半では、幸福をもたらすものは、熱意、愛情、家庭、仕事、趣味、努力と適度なあきらめであるとする。そして、自分自身に向ける関心が過剰であれば不幸をもたらすとして、情熱と興味を適切に外部の世界に向けることによって、幸福は達成できるとする。ラッセルは、数学や哲学に足跡を残した知の巨人。自身の経験に基づき、論理的に幸福を論じる。2023/10/09

はなよ

25
面白かったけど長いし読みづらい。毎日少しづつ読むのが一番だと思う。内容はいいけど、とにかく訳が長ったらしく、読みづらい。元が昭和27年発刊のため、過剰なまでに接続詞や副詞がちりばめられている。ただの復刊だからしょうがないけど、これでは幸福を求める人が読むほどの手軽さは無いと思う。そのため、「平穏な日々を暮らしているけど、何が幸福かわからなくなった人」が、根気良く読む本だと思う。手軽に幸福について知りたいんだったら、訳の新鮮さも合わせてアランの幸福論の方がいい。2018/04/14

GASHOW

14
ラッセルがちょうど100歳年上だった。社会環境が全く違うのだが、古さを感じないのは驚きだ。ラッセルが、SNSでつながる社会をみたら、こういうに違いない。他人に公開しすぎるから嫉妬で幸福になれないのだ。幸福感がもてないことを通り越して精神を病んでいる人も多い。思春期まではいかなる性的な情報も与えるべきでは、ないという。デジタルネイティブのそのあたりはどうなのだろう。2017/12/20

きたぴー

12
初めての幸福論。三大幸福論の一冊なんだとか。訳との相性か教養不足か、最初は読みづらく「バイロン風な不幸ってなんじゃい?」って感じでしたが、次第に腑に落ちるように。どなたかの感想にもありましたが、正直で誠実な考え方で、現代に通じる部分が多かった。人生を一つの全体として捉え、宇宙の時間的、空間的な遠大さも理解しながら、バランス感覚を持ち客観的に生きる。自由な愛情と広やかな興味により、人生の、世界の一大スペクタクルを楽しむ♪くよくよ考えず良く寝る!仕事が多忙な分、妻を家事に忙殺させ魅力を奪ってないか...反省。2023/07/12

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