角川文庫<br> 新訳リチャード三世

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角川文庫
新訳リチャード三世

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784042106173
  • NDC分類 932
  • Cコード C0197

出版社内容情報



シェイクスピア[シェイクスピア]
著・文・その他

河合 祥一郎[カワイ ショウイチロウ]
翻訳

金子 國義[カネコ クニヨシ]
イラスト

内容説明

薔薇戦争の末期、世の中に平穏が訪れようとした頃、醜悪な容姿と不自由な身体を持つグロスター公リチャードは、王となることで全ての人々を嘲笑し返そうと屈折した野心を燃やしていた。やがて彼は兄王エドワード四世の病死を契機に、暴虐の限りを尽くして王位を奪う。しかし、明晰な頭脳を誇ったはずの彼にも思わぬ誤算があった―。シェイクスピア初期の傑作を、原文のリズムにこだわった名訳でおくる決定版。

著者等紹介

シェイクスピア,ウィリアム[シェイクスピア,ウィリアム] [Shakespeare,William]
1564年、イギリス中部のストラットフォードで、商業を営む父と旧家出身の母との間の第三子として生まれる。1582年、18歳で8歳年長のアン・ハサウェイと結婚、一男二女をもうける。故郷をはなれ、1592年頃にはロンドン演劇界で劇作家として幸運なスタートを切る。1594年、新しく組織された劇団「宮内大臣一座」の幹部座員として名を連ね、俳優兼座付作者として活躍、次第に独自に戯曲を書くようになる。およそ20年間劇作に専念し、劇作家として名をなす。1616年没

河合祥一郎[カワイショウイチロウ]
1960年生まれ。東京大学およびケンブリッジ大学より博士号を取得。現在、東京大学大学院総合文化研究科准教授。イギリス演劇・表象文化論専攻。著書に第23回サントリー学芸賞受賞の『ハムレットは太っていた!』(白水社)など。気鋭のシェイクスピア研究者の一人である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

48
リチャードの王になる執念が凄いです。自らの体のハンデxを笑う人々を嘲笑し返そうとして王位を狙います。兄の死をきっかけに王位を奪う姿は暴君にも思えました。ただ、頭脳明晰のはずのリチャードにも誤算があるというのが笑えます。シェイクスピア初期の傑作ですね。2023/05/15

masabi

18
【要旨】リチャードが謀略の限りを尽くして王位を簒奪し破滅するまでを描く。【感想】 「ヘンリー6世」の続編だがまだ読んでいないのでそちらも読みたい。リチャードは身内も忠臣も容赦なく死に追い込む冷徹な人物である一方で彼を憎む女性を口説き落としたときには鏡や仕立屋を用意しようかと浮き足立つ面もあり単なる冷血漢でなく思える。演劇だけあって因縁ある相手を口説いたり仲介を頼んだりする台詞の応酬が心地好い。野心家の栄華と破滅は読んでいて楽しい。 2017/08/26

木賊

13
リチャード三世が謀略で王位を掴み、そして破滅するまでを描く。ストーリーを知りたくて手に取ったものの、古典で、苦手な翻訳もの、しかも戯曲という事で、楽しめるかどうか自信がなかったのだが、全くの杞憂だった。読み易いし、面白かった。リチャードは徹底した悪党だが、その屈折した野心といい、それを実現する能力といい、どうしようもなく魅力的である。前段に当たる『ヘンリー六世』も同じ訳者で読みたいが、出ていないのか……2019/01/06

Takashi Takeuchi

9
河合 祥一郎訳は評判通り程々に現代的で会話のリズムとテンポが良くとても読み易い。本文の下に詳しい注釈が並ぶのも親切。唯、この時代の背景に疎いため本文と注釈を行き来してたらストーリーを見失いかけた。もう少し勉強してもう一度読み直そうかな。登場から破滅まで徹頭徹尾、冷酷無比な「悪」リチャード三世。その悪の源泉は容姿のコンプレックス、他者を支配し自分を認めさせたいという思い。そこに滑稽さと悲しさも感じられるからか、多くの名優たちがこの役を演じたがるのもよく分かる。2018/05/20

郵便屋

8
『時の娘』を再読する前に読了。自分が王になるため、自らの兄や幼い甥を次々と手にかけていく極悪非道さはダークヒーローとして逆に魅力的だ。その根源は自らの醜い容姿による劣等感から生じたものだという弱さと、「悪役になる」と自分で宣言して実行に移す強さ、この対立する属性に惹きつけられる。2018/01/30

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