角川スニーカー文庫 戦闘員、派遣します！〈４〉

暁 なつめ【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2019/09発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 282p／高さ 15cm
• 商品コード 9784041075579
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

アジトが大爆発を起こして数日。ついにキレた六号はアジトがなくなったにも関わらず、アジト完成祝いと称して上司のリリスを地球から招待。騙されたリリスは地球に帰れず、仕方なくこの惑星を案内されるが――!?

内容説明

アンデッド祭りが終わり、完成したばかりのアジトが吹っ飛んでから一週間。自暴自棄になった六号は『一度は完成した』ことを理由に、キサラギの最高幹部をご招待！お相手は―「リリス様でお願いします」『ええ！？ぼ、僕！？』危険が危ない未知の惑星に自分を送り込んでくれた張本人、黒のリリスを騙して呼びつけ、日頃のストレス解消を計画する！さらに、反抗期が来たらしいアリスは創造主であるリリスを『バカ』呼ばわりで、終始リリスを涙目にさせるが―？「幹部なのに…。これでも最高幹部の一人なのに…！」秘密結社キサラギの絆が試される！？異世界コメディ第４巻！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[スズ]

まさかの最高幹部リリス様ご招待の４巻。未知の惑星に強制転送したリリスを騙してゲームもアニメもなく、エアコンもトイレもないアジト（爆破して更地）に転送されてガチ凹み＋創造主である自分にマジで当たりが強いアリスのダブルパンチに涙目なリリス様に同情しつつも、高火力の鬼だったリリス様は流石に最高幹部の貫禄がありますね。悪の組織のアジトは爆破される悲しき運命を背負っているものの、キサラギの構成員も増えていって賑やかそうで何より。ゴースト関係になると科学脳でグリムを言葉をボッコボコにするアリスさんに今回も笑わされます

2019/10/01

[ナオフミ]

現地に慣れ親しんだ主人公達に慣れてしまっていたが本来は地球とは全く違う生物や魔法が存在する世界、その世界に翻弄され主人公にさも当然のようにツッコまれる上司の姿はとてもツボでした。シリアルな場面とコメディの配合が絶妙で読書を飽きさせず読み続けさせる作品だなと思いました。

2022/09/05

[まるぼろ]

さて今巻はキサラギ最高幹部の一人のリリスこと安田さんが現地入りするお話、そんな上司の割とポンコツな所を六号やアリス達が弄り倒すお話です…ｗ 今巻も面白かったです、割と本当にうんこうんこ煩いですが…ｗ 傍から見ればリリスがポンコツと言う割にはあの星自体がかなりチートなので、そういったギャップが今巻は楽しかったです。後はロゼの出自に関するくだりは、今後も何かしら出てきそうなので気になったりでした。今巻でアジトも完成して六号達にも次なるミッションが与えられた事で次巻はどんな話になるのか楽しみです。

2019/10/26

[真白優樹]

完成したアジトが吹き飛んで一週間、自暴自棄になった六号が幹部であるリリスを呼びつけストレス解消を計画する今巻。―――絆はあれど酷い目には合います、だって悪の組織なので？　ぽんこつダメダメな上司リリスを呼んできて皆でここぞとばかりに弄り倒す、六号とアリスの小悪党ぶりがこれでもかと発揮される今巻。勢いとテンションの高さで突っ走りながらも〆る所は〆、次の目標を導き出す巻であり幹部の来訪と言う事が一つの小さな転機となる、物語が少し進む巻である。果たして見えた目標にこんな調子で辿り着けるのか。 次巻も楽しみである。

2019/09/06

[げんごろう]

自らの創造主に対してアリスさん辛辣過ぎますね。 さすアリです！ 一方リリスさんはさすリリとはいかず……。 “頭の良いバカ”という表現がピッタリでした笑 でも可愛いからOK！ そして再び登場の十号さん。 ホント良いキャラしてますね。 彼の登場場面増やして欲しいです！

2020/05/15