角川文庫<br> 過ぎ去りし王国の城

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角川文庫
過ぎ去りし王国の城

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041064344
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

誰の心にも、自分だけの城がきっとある――。宮部みゆきエンタメ渾身作!早々に進学先も決まった中学三年の二月、ひょんなことから中世ヨーロッパの古城のデッサンを拾った尾垣真。やがて絵の中にアバター(分身)を描きこむことで、自分もその世界に入りこめることを突き止める。

宮部 みゆき[ミヤベ ミユキ]
著・文・その他

内容説明

中学3年の尾垣真が拾った中世ヨーロッパの古城のデッサン。分身を描き込むと絵の世界に入り込めることを知った真は、同級生で美術部員の珠美に制作を依頼。絵の世界にいたのは、塔に閉じ込められたひとりの少女だった。彼女は誰か。何故この世界は描かれたのか。同じ探索者で大人のパクさんと謎を追う中、3人は10年前に現実の世界で起きた失踪事件が関係していることを知る。現実を生きるあなたに贈る、宮部みゆき渾身の冒険小説!

著者等紹介

宮部みゆき[ミヤベミユキ]
1960年東京生まれ。東京都立墨田川高校卒業。法律事務所等に勤務の後、87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。92年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞長編部門、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、93年『火車』で山本周五郎賞、97年『蒲生邸事件』で日本SF大賞、99年『理由』で直木賞、2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞を受賞。02年司馬遼太郎賞と芸術選奨文部科学大臣賞文学部門、07年『名もなき毒』で吉川英治文学賞、08年英訳版『BRAVE STORY』でBatchelder Awardを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bunmei

198
現実世界とは違う、もう一つの絵の中の並行世界に行き来きする中で、10年前の少女失踪事件と絡めた、宮部みゆきらしいファンタジー作品。でもそこに、現実世界で抱く不満に対して、自分を変えたいと思う気持ちを、並行世界に求めようとする葛藤を描き、人としての生き方やどう現実と向き合うかについて問いかけてきます。やはり、自分の道は自分の手で切り開かなくてはならないということなのでしょう。本も夢中になって読んでいると、本の世界に入り込んでしまうことありますよね。思春期真っただ中の中学生に手に取って欲しい作品です。 2019/09/08

エドワード

138
中学三年生の冬、尾垣真は銀行で拾った<古城の絵>の世界に<入り込む>ことが出来ることに気づく。同級生の城田珠美、マンガ家の助手パクさんと試みる、<絵の中>への冒険の旅。こういう話はアニメなどにもよく出て来るが、この現象の成り立ち、並行世界の構造といった不思議の部分をしっかり描くのは小説ならでは、の醍醐味だ。そして、この難解な理論構成、終盤の超複雑な展開についていける自分が、まだまだ頭が柔らかいかな、と感じる。平凡な真、孤独で凛とした珠美、宮部みゆきさんの描く中学生の魅力には毎回感動。終幕もさりげなくいい。2018/07/23

ミヤッチ

122
かなり久しぶりの宮部みゆき。読みやすくて一気に読みました。おもしろかったです。2018/07/16

まりも

112
分身を描くことで中に入り込むことが出来るヨーロッパの古城のデッサン。これはそのデッサンに閉じ込められた少女と現実の世界で起きた事件がクロスする物語。タイトルから明るいファンタジーかと思っていたが全然そんなことはなかった。最初は普通のファンタジーか?と思わせといて、そこから一気に普通のファンタジーには出来ないことをやっていく。その手法があまりにも見事すぎてあっという間に心を掴まれてしまった。現実に起きている問題とファンタジーの融合。宮部みゆきの描くファンタジーを思う存分堪能できる1冊でした。2018/07/09

りゅう☆

106
真がふと手に入れた古城の絵から風が匂いか感じられた。そしてアバターを描くことで絵の中の別世界に入れることを知る。絵が抜群に上手なハブられ女子城田と共にこの絵の謎に迫る。絵に入るまでのドキドキ、絵の中に入った時の森のリアルさ、絵から出た後の不調。省かれることなく詳しく描かれている。そしてこの森で漫画家アシスタントのパクさんと出会い、城の中に少女がいることを知る。影は薄いがそこそこ幸せな真に対し、幼い頃母を亡くしいじめを受けている城田とある出来事で挫折を味わってるパクさんとの意見の食い違いが生じるも、少女を→2019/06/04

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