角川ホラー文庫<br> ホーンテッド・キャンパス―水無月のひとしずく

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角川ホラー文庫
ホーンテッド・キャンパス―水無月のひとしずく

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041061497
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



櫛木 理宇[クシキ リウ]
著・文・その他

ヤマウチ シズ[ヤマウチ シズ]
イラスト

内容説明

「恋人になってもらえませんか」片想いのこよみからの突然の告白に、草食系大学生の森司は思わずフリーズ。先輩の藍に「恋人のふり!」と言われ、我に返る。聞けば、こよみのゼミの男子学生がストーカー化しそうだという。二つ返事で彼氏役を請け負う森司。一方、オカ研への依頼は禍々しさを増していた。事故現場の花束の怪、脚を這い上る虫の感触、行方不明の中学生。大学生たちの恐くて愛しい日常を描く人気シリーズ第12弾。

著者等紹介

櫛木理宇[クシキリウ]
1972年新潟県生まれ。2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞。同年、「赤と白」で第25回小説すばる新人賞を受賞し、二冠を達成(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bookkeeper

89
★★★★☆ 初読。冒頭でこよみちゃんに「恋人になって欲しい」と言われ、三途の川を渡りそうになっちゃう12巻。お互いに下の名前で呼びあってみようとして共に撃沈しちゃう2人が可愛いです。 もう一つの柱、オカルトの相談の方も今回はかなり強力。スティグマ・自動書記・憑依…「黒い家」とか手も足も出せなさそうなヤバいヤツも手付かずのまま。うーん、やはりアポロチョコみたいに、甘いとこと黒いとこがはっきりしてる方がおいしいです。次はいよいよ13巻DEATH。 「頑張らなくていいです。先輩は、そのままでいいんです」2018/08/27

まりも

70
遂にこよみと森司が恋人関係になる⁉︎的な第12弾。初心でかわいらしくいつまでも見守っていたい、けどもどかし過ぎて良い加減くっついて欲しい。そんな森司とこよみですが、今回もまぁ可愛らしかったですね。名前のくだりとかキュンキュン来ました。もはやこの2人の恋模様はマスコットキャラ的な愛らしさを感じます(笑ホラーの方も閉鎖社会特有のエグ味を活かした内容となっており、中々に読み応えがあって良かったです。幽霊よりも生きてる人間の方が怖い。2017/10/28

よっち

69
ストーカー気味の男子学生がいて、こよみから突然恋人の振りをしてほしいと依頼された森司。二つ返事で彼氏役を引き受ける一方、オカ研の依頼は禍々しさを増してゆく第十二弾。オカ研に持ち込まれた依頼は事故現場の花束の怪や足を這い上る虫の感触、閉じ込められて消えた中学生など、相対的強者が立場を利用し弱者を支配しようとする構図はどこにでもある話で唸ってしまいました。こよみとの距離を縮めつつも毎回もどかしい森司ですけど、その真っ直ぐで真摯な彼だからこそ周囲の人たちに愛されているのかなと。でもそろそろ進展あるといいですねw2017/10/25

巨峰

68
ホラー要素は怖かった。今回もラブコメ要素は前に進まずwこのみお前もかと思った。似た者同士では先が思いやられますぞ。そんなこのみちゃんもきっとあれこれ下準備をして部屋に誘ったのに・・・・2019/01/13

ネムコ

59
因果応報。とても好みのお話でした。森司とこよみちゃんの初々しいお付き合いも順調。今回、訳あってこよみちゃんの彼氏を「演じる」ことになった森司。それらしくみえるように、お互いに下の名前で呼び合おうと提案したのは良いけれど「…だめだ。これは健康に悪い」ってヘタレにも程がある。しかしこの件ではこよみちゃんも似たり寄ったりだったので苦笑。次はもう少し進展を!2017/10/30

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