角川文庫<br> 中村修二の反乱

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角川文庫
中村修二の反乱

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  • サイズ 文庫判/ページ数 239p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041025871
  • NDC分類 507.6
  • Cコード C0195

内容説明

「青色LED」の開発において、赤崎勇・天野浩の両氏と共に、2014年のノーベル物理学賞受賞が決まった中村修二。日本中が喜びに沸く中、中村は受賞決定後の記者会見の場で、研究を続ける原動力は「アンガー(怒り)」と言った。中村が言う「怒り」とはいったい何なのか?中村修二の原点を追ったドキュメンタリーが、ノーベル物理学賞受賞決定直後の中村本人への独占インタビューも加え、文庫版として復活。

目次

序章 ノーベル物理学賞受賞
第1章 目覚めよ!―東京
第2章 本当に追い詰められたのはだれか?―サンタバーバラ
第3章 燎原の火―四国
終章 ノーベル物理学賞受賞までの十四年

著者等紹介

畠山憲司[ハタケヤマケンジ]
1954年岡山県生まれ。中央大学法学部卒業後、通信社、出版社を経て、90年畠山けんじ事務所を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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akira

15
面白かった。 知財の勉強をしていたときによく出てきた青色LED特許の訴訟の裏側。残念ながら日本のマスコミが取り上げたのは、職務発明ということとお金のことばかりだった。 田舎の中小企業が起こした奇跡の発明、青色LED。なぜ、そんな環境で世界的な技術が生まれたのか。中村氏の怒りと執念。 凄まじい勉強量と学ぶことに対する情熱。そして、日本を飛び出し海外で学んだ経験。危機感と情熱は孫正義氏に通じるものを感じた。 「人間しか資源がない日本です。どんぐりの背競べばかりしていたのでは、存在価値はなくなるでしょう」2015/08/31

Ikuto Nagura

3
中村修二の怒りと恨みを、著者がさらに増幅して著した本。企業にサラリーマンが滅私奉公する封建的な雇用関係と、そんなサラリーマンを量産するための大学入試システムをボロクソに批判する。「人間しか資源がない日本です。どんぐりの背比べばかりしていたのでは、存在価値はなくなるでしょう。日本がやってきたようなことは、極端に言うとどこの国でもできるんです。そのことに日本が早く気付かないと、どんどん貧しくなって、取り返しがつかないところまで追い込まれるんじゃないかな」予定される大学入試改革は、それらを変える策に成りうるか。2015/06/05

yk_tani

1
中村修二先生関連の読書その2. 知財訴訟の舞台裏などが赤裸々に書かれていてナルホドとなった。2018/07/27

イバドラ

1
青色ダイオードを発明した中村修二による日本企業の批判本。青色ダイオード発明の秘話などが述べられるのかと思いきや、ひたすら批判が続く内容で少しがっかり。

Riko

0
図書館で借りた2015/10/07

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