出版社内容情報
時は2036年、日本ではAIと結婚できる新法が施行されていた。
京都在住の31歳サラリーマン・摘木健一は、性交渉機能搭載の美少女AIを購入し、彼女を「ぴぷる」と名付けて結婚することにした。
しかし、なぜか結婚初夜に夜の営みを拒絶されてしまう。
開発元に問い合わせた摘木を待ち受けていたのは、ぴぷるを開発した26歳の女性研究者・深山楓だった。
「ニューラルハードウェアによる学習が始まっているので設定の変更はできない」と冷静に説明する深山は、ある驚きの提案してきて……!?
作者は『ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。』で第五回京都本大賞受賞の原田まりる。
イラストは『あの花』『君の名は。』のキャラクターデザインを手がけた田中将賀。
オリジナルWEBドラマの朗読に『進撃の巨人』エレン・イェーガー役の梶裕貴、『ドメスティックな彼女』で主演の藤井夏生役に抜擢された八代拓。
人工知能監修に東京大学大学院特任准教授の松尾豊。
AIの存在が一般化した近未来の京都を舞台に、
そこに生きる人間の価値観の変容を徹底的に掘り下げた、
超豪華布陣でお届けする「哲学×AI」のエンタメSF小説!
内容説明
2036年の京都を舞台に、人型AIを“妻”に選んだ男の生活を描くSFコメディ小説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nori
6
Pinanood ko lang ang teleserye. Mahirap na intindi ang charakter ni 夙川 dahil sa katotouhan at bakit niyang kinuha ang labag na 'asawa' Seguro huwag mag-isip nang malalim, he he he. Ito ang 2030 na mundo pala.2021/03/18
mike_sugino
5
春にWOWOWでドラマ化されるので、図書館で借りて読了。著者は元アイドルという異色の経歴で、哲学ナビゲーターでもある。汎用AI搭載人型アンドロイドとの結婚が認められた近未来、大学内ベンチャーでAIを研究する女性深山、そのベンチャーからアンドロイドを購入したサラリーマン鏑木、医学博士の夙川、三人のモノローグで語られるストーリー。AIという言葉が乱用されていて、アンドロイドとの区別がつかないのは残念。京都が舞台で季節ごとに名所が登場するのでドラマ映えしそうだし、アンドロイドを誰が演じるか楽しみだな。2020/02/11
ユーリル
3
AIを搭載したアンドロイドと結婚する話。 アンドロイドとの生活を書いたものかと思ったら余り出番がなく、登場人物達の対人スキルの話だった。 コミュニケーションはむずかしい。2019/03/03
つう公
2
「ニー哲」でおなじみ、原田まりる先生の本を読みたくて購入した。 AIと結婚するというのがテーマ(?)なのだろうが、それよりもこの本の、環境を表現するフレーズに、心を惹かれた。 「自然の中に入ると、その季節の香りが顕著に感じられますよね。」 建物の中で忙しく仕事をしていると、自然を感じたくなる。 そんな和らぎを節々に感じさせてくれるのが、本書の特徴である。 本の内容自体よりも、原田まりる先生の表現が自分に合っていた。 そのため一度読み終わったあとは、風呂の中で二度読みしてしまったよ。2020/09/11
ゆうやけPC
2
この本にぴぷるはほとんど登場しない。哲学や道徳の本を買ったつもりはなかったのだが2019/04/30