AI翻訳革命―あなたの仕事に英語学習はもういらない

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  • サイズ 46判/ページ数 271p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784023322639
  • NDC分類 007.63
  • Cコード C2082

出版社内容情報



隅田英一郎[スミタエイイチロウ]
著・文・その他

内容説明

自動翻訳の英語力はTOEIC900点。ビジネスも旅行も、特性と限界を知ればもっと「使える」ようになる。日本の第一人者が明かす、最新の実力と可能性。

目次

人工知能による自動翻訳は使える!
日本を超・開国する、自動翻訳で
自動翻訳とコロナ禍
自動翻訳と鋏は使いようだ
人工知能による翻訳の仕組み
自動翻訳は過去の翻訳データを栄養にすくすく育つ
翻訳品質をコンピューターで評価する
研究開発は波瀾万丈だ―自動翻訳開発の歴史
「同時通訳」は2025年に自動化できる
自動翻訳を取り込んだ「新たな」翻訳
自動翻訳と英語教育

著者等紹介

隅田英一郎[スミタエイイチロウ]
国立研究開発法人情報通信研究機構フェロー。一般社団法人アジア太平洋機械翻訳協会会長。電気通信大学大学院修士課程修了。京都大学大学院博士(工学)。日本アイ・ビー・エム東京基礎研究所、国際電気通信基礎技術研究所(ATR)を経て2007年から情報通信研究機構(NICT)に勤務(2016年からフェロー)。2010年に音声翻訳のスマホアプリ「VoiceTra(ボイストラ)」、2014年にテキスト翻訳サイト「TexTra(テキストラ)」を公開。2017年から総務省と協力して自動翻訳の高精度かのために「翻訳バンク」を運営。また、音声翻訳の国家プロジェクト「グローバルコミュニケーション計画2025」を推進中。日本オープンイノベーション大賞総務大臣賞など受賞。40年にわたり自動翻訳の研究開発に携わり、後進の育成、研究マネジメントに加え、現在は、進化を続ける自動翻訳技術の広報活動にも力を入れる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

62
自動翻訳が良くなってる実感はあったが、2020年くらいにグッと上がったそうで、やっぱり。TOEIC900点いったそうです。 でも精度は9割。天気予報感覚。 2025年、万博めどに自動音声同時通訳ある程度できそうです。 でも外国語学習自体はなくならないだろうとの予想2023/01/21

禿童子

38
AI翻訳という技術が人間の翻訳に迫る実力を持っていることは痛感する。著者は人間の翻訳者・通訳者の仕事を奪うことにならないと言うが、現実はそうなっていない。おそらく2022年を境にして、翻訳作業が外注から内製に、つまり顧客が自分でAIを使って翻訳をしてしまう世界に突入している。著作権法が2019年から改正されて、著作権者の了解不要で対訳ソースをビッグデータとしてAIが自由に利用できるようになったことが効いている。文芸など創造分野では人間が残ると言うが、それも怪しい。2023/01/18

のんぴ

30
自動翻訳の歴史やアルゴリズム、どうしても残ってしまう1割の誤訳に対する考え方など、興味深く読めた。早速VoiceTraとDeepLをダウンロードしてみた。DeepLは日⇔英、かなり精度高い。2023/12/30

おさむ

25
AIによる自動翻訳がここまで進んでいるとは知りませんでした。膨大なデータを元に深層学習することで、最適解をはじき出す。メリットはスピード。デメリットは誤訳の可能性。ただ、後者はかなり減りつつある、という。著者は、自動翻訳の普及によって、日本人が苦手な英語をこれまでのように必死で学ぶ必要がなくなる、とする。たしかに最近のネットの無料翻訳、すごく精度が高まってるもんなあ‥‥。英語に完璧を求めすぎる日本人は多いだけに、機械による翻訳に任せて、思考や創造性を鍛える方が、これからの日本には良いような気がする。2023/01/28

kochi

17
著者の方から頂き物。機械翻訳研究の第一人者による機械翻訳の歴史から今後の活用、教育などに与える影響にも触れた本で話題も豊富。特に機械翻訳の歴史については日本での取り組みについて詳しく、京大の長尾先生が対訳コーパスの機械翻訳への適用を提唱したとか、ATR〜NICTまでの流れとかが参考になる。逆翻訳(例えば一度英訳した文を逆に和訳すること)を創造的に使った絵本(『匂いをかがれるかぐや姫』)や、海外の料理レシピを機械翻訳して作ってみると意外に使えるとかも面白い。興味のある方は、「みんなの自動翻訳」へ!2022/08/28

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