内容説明
著者は、自身が愛する日本は「偉大なる国」として、世界における存在感を確固たるものにすることが可能であると確信している。日本が現在直面している世界経済危機に対処し、繁栄し続けるためには、自ら進むべき道・ビジョンを「外圧(黒船)」に頼るのではなく、自らの意思で明確に示し、その実現に不可欠な強固な日本経済を構築していかなければならない。進化し続けるグローバル経済で「偉大なる国、日本」が、独自のスマートパワー戦略を展開する上での基盤となる日本経済の競争力強化ビジョンをまとめたのがこの本である。
目次
第1章 オバマ大統領のビジョンと政策理念(大統領就任演説の国民へのメッセージ;オバマ大統領の人生経験と変革(Change)ムーブメントの分析 ほか)
第2章 オバマノミクスの構図(「失われた一〇年」は米国では起こさない―大統領の危機感と高度な問題意識;オバマ政権の「三本の矢」戦略―包括的な米国経済競争力強化策 ほか)
第3章 「GREAT JAPAN(偉大なる国、日本)」に黒船は必要ない(黒船はもう来ない;黒船を利用した日本の政治 ほか)
第4章 「五輪書」経済競争力強化戦略(日本のスマートパワー戦略に必要なビジョンの明確化;地の巻 「二〇一〇年政治体制」の構築 ほか)
第5章 日米関係の可能性(マンスフィールド大使のビジョン;日米両国は「相利共生」の関係 ほか)
付属資料
著者等紹介
レイク2,チャールズ D.[レイク2,チャールズ D.][Lake2,Charles D.]
1962年、米国サウス・カロライナ州生まれ。3~15歳まで日本に在住。小中学校まで日本の義務教育を受ける。90年ジョージ・ワシントン大学法科大学院にて法学博士号(Juris Doctor)取得。米国通商代表部日本部長、次席通商代表付法律顧問などを歴任後、ワシントンDCにある法律事務所で弁護士として勤務。99年アフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)入社、2003年1月日本における代表者・社長、副会長を経て、08年7月日本における代表者・会長に就任(現職)。アフラックの役員を務めるかたわら、在日米国商工会議所(ACCJ)会頭を2期(2006‐2007年)にわたって務める(現在は名誉会頭)。他に株式会社東京証券取引所グループ社外取締役、社団法人経済同友会幹事、マンスフィールド財団(The Maureen and Mike Mansfield Foundation)副会長等を兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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メルセ・ひすい
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