朝日選書
橋はなぜ落ちたのか―設計の失敗学

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  • サイズ B6判/ページ数 221,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022597861
  • NDC分類 515.1
  • Cコード C0350

内容説明

次に落ちる橋はどれ?落ちると知りながら作られる橋はない。設計にひそむ落とし穴を実例にまなぶ。

目次

第1章 はじめに
第2章 概念設計のミス―パコニウスとアポロン像の台座の場合
第3章 規模の限界―ウィトルウィウスの錐とガリレオの骨の場合
第4章 設計の改悪―ガリレオと大理石の円柱の場合
第5章 論理的なミス―ガリレオが確証してしまった誤った仮説
第6章 成功につながるミス―ディー橋の設計と崩壊の場合
第7章 視野狭窄―ブリタニア橋の場合
第8章 技術的判断の源泉としての失敗―規範的設計者ジョン・ローブリング
第9章 歴史の選択的利用―タコマ海峡橋設計前後
第10章 史上に残る橋の崩落と未来の設計への警告
第11章 結論

著者等紹介

ペトロスキー,ヘンリー[ペトロスキー,ヘンリー][Petroski,Henry]
1942年生まれ。1968年、イリノイ大学で博士号。同大学やテキサス大学で教えた後、1980年からデューク大学土木環境工学科教授

中島秀人[ナカジマヒデト]
1956年、東京生まれ。東京大学教養学部卒。同大学院科学史・科学基礎論博士課程修了。東京大学先端科学技術研究センター助手、ロンドン大学客員研究員を経て、95年より東京工業大学大学院社会理工学研究科助教授。学術博士。専攻・科学/技術史、STS(科学技術社会論)

綾野博之[アヤノヒロユキ]
1964年、大阪生まれ。同志社大学工学部卒。東京工業大学大学院理工学研究科修了。学術博士。専攻・科学/技術史。科学技術政策研究所特別研究員などを経て、現在、東京都立短期大学非常勤講師、『科学史研究』誌(日本科学史学会)編集委員
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