- ホーム
- > 和書
- > 文芸
- > エッセイ
- > エッセイ アンソロジー
出版社内容情報
放送時、大反響をよんだNHK Eテレ「SWITCHインタビュー 達人達」とその未放送分、またコロナ後、新たに設定された対談を収録した一冊。対談はブレイディさんの「(イギリスに移住してから)23年経っても日本はあまり変わらない」、鴻上さんの「日本はどこに向かって変わっていいか分からないのでは」と始まり、日本社会とイギリス社会を交錯させながら、それぞれを象徴する興味深いエピソードが語られる。またあらたにおこなわれた対談では、コロナ禍で表面化した国民性について、日本では自粛警察が勃興し、イギリスではスーパーからパスタが買い占められたことなど国の事情を対比させながら、「生きづらい」という言葉が増す日本でどう風通しをよくし、幸せを感じられる国になる道を探るのか、その可能性とヒントが語られる。
内容説明
いま一番聴きたい二人の“思索する対話”。NHK Eテレ「SWITCHインタビュー達人達」で反響を呼んだ対談を、未放送分も含めて収録。またコロナ後、あらたに行われた対談も収録した、必読の書。
目次
1 日本の現在地―私たちはどこへ向かっているのか(日本のバブル、「一億総中流」の時代に―;80年代「めんたいロック」が流行った博多で;トニー・ブレア時代の外国人保育士“大リクルート作戦”;イギリスで差別されていた地域の保育所で;23年間、物価も賃金も上がらない日本 ほか)
2 社会と向き合う―表現としてのコミュニケーション(自助、共助、公助…という順序;コロナ禍、イギリスで自然発生的に起こった相互扶助;災害後に起きた共助と迫害;「sameness」と「equality」の勘違い;クリエイティビティの目覚めは1歳から2歳 ほか)
著者等紹介
ブレイディみかこ[ブレイディミカコ]
ライター、コラムニスト。1965年、福岡県生まれ。福岡県立修猷館高等学校を卒業後、渡英を繰り返す。96年に渡英後は断続的にブライトンに住み、ロンドンの日系企業での勤務、翻訳の仕事、保育士を経て現在は執筆活動に専念。2017年、『子どもたちの階級闘争―ブロークン・ブリテンの無料託児所から』(みすず書房)で第16回新潮ドキュメント賞受賞。19年、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』で第2回Yahoo!ニュース本屋大賞ノンフィクション本大賞受賞
鴻上尚史[コウカミショウジ]
作家・演出家。1958年、愛媛県生まれ。早稲田大学卒。在学中に劇団「第三舞台」を旗揚げ。95年「スナフキンの手紙」で岸田國士戯曲賞、2010年「グローブ・ジャングル」で読売文学賞戯曲・シナリオ賞受賞。現在は、「KOKAMI@network」と「虚構の劇団」を中心に脚本、演出を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
エピファネイア
けんとまん1007
みかん🍊
ひこうき雲