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歳々年々、藝同じからず―米朝よもやま噺

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022509970
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0095

出版社内容情報

芸歴76年の人間国宝・文化勲章を受章した桂米朝の芸談集。現在、唯一レギュラー出演するラジオ番組「米朝よもやま噺」(ABCラジオ)を活字化した朝日新聞大阪本社版連載「米朝口まかせ」の書籍化第3弾。70人を超す門弟たちを育てた苦労話や人情話、藤山寛美、中村翫雀、旭堂南陵ら芸人、歌舞伎役者、講釈師たちとの交流を味わい豊かに語る。演じる側からみた作品論、演じどころと難しさのほか、「一通の手紙が一生の縁」「爆笑型だけやないはず」「学問かみ砕く人、必要や」「漫才は理屈やない」など含蓄あるエピソードで構成。落語ファン必読の一冊。

内容説明

仲間や弟子と酒酌み交わし藝を磨いた65年。数え米寿を迎える「語りの神様」による藝談集、待望の第3弾。

目次

第1章 お客さんに育ててもろた
第2章 私も負けてられません
第3章 上方歌舞伎、繁盛願う
第4章 道頓堀どこいったんや
第5章 人生変えてしもた一言
第6章 歳々年々、藝同じからず

著者等紹介

桂米朝[カツラベイチョウ]
大正14(1925)年11月6日、旧満州大連市生まれ。兵庫県姫路市出身。本名・中川清。昭和18(1943)年5月、作家で寄席文化研究家の正岡容に師事。昭和22(1947)年9月、四代目桂米團治に入門。三代目桂米朝を名乗る。昭和41(1966)年10月、京都・東山安井金比羅会館にて桂米朝落語研究会を始める。忘れられた噺を文献から発掘するなど上方落語の復興に尽力した。昭和62(1987)年4月、紫綬褒章受章。平成8(1996)年5月、重要無形文化財保持者(人間国宝)認定。平成14年(2002)年11月、文化功労者顕彰。平成21年(2009)年、噺家として初の文化勲章受章。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tama

10
図書館本 米朝師匠のファンですから 亡くなった茂山千之丞さんとのお話が。「芝居の劇場は500席、寄席なら300くらいまでがちょうどいい」。私もそう思います。行政が作るとデカ過ぎ、あれもこれもやりたいで結局使いにくい。「やってる本人がよう分かってないのに、舞台にかけるのはいかん」いるんだわ、音楽方面でも。「無駄な三味線はいらん」これも沁みる。気をつけます。芸妓さんは「新聞記者、役者、学者とは一緒になるな」と言われてたそうで。後の二人は思い込んだら周りが見えなくなるからと思うけど・・記者はなんだろ?2018/02/17

kiho

10
語り言葉の柔らかい文章…落語だけでなく、もっと色んな話を聞いてみたいと思わせる米朝師匠☆いろんな方との交流ぶりや落語への想いが垣間見えて、ほのぼのとした読後感♪2014/10/27

ぐうぐう

5
芸、そして噺の継承としては、一門に玄孫弟子までいることから、充分すぎるほどに役目を遂げた桂米朝だが、いわゆる落語の知識や、芸人列伝から知ることのできる芸能史といった、米朝師が知り見た歴史の継承として、もっともっと知るべきことが噺家をはじめ、私達にはあるように思う。過去に『米朝ばなし』や『米朝・上岡が語る昭和上方漫才』などがあったが、現在はABCラジオの『米朝よもやま噺』がその役目を果たしている。米朝師の昔語りの中から、未来の落語界が照射されるのだ。2012/09/14

Shinichi Tañiguchi

1
図書館。一巻を読んで、二巻を飛ばしてしまった。大昔の伝説的芸人の話が多数出てくる一巻に比べると、米朝師匠に近い世代の人の話が中心で、ちょっと地味に感じた。でもそれぞれの芸に命を張っている生き様はカッコいい。2021/03/12

hiroyuki

1
米朝さんは偉大な落語家‼2017/12/16

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