出版社内容情報
芸歴76年の人間国宝・文化勲章を受章した桂米朝の芸談集。現在、唯一レギュラー出演するラジオ番組「米朝よもやま噺」(ABCラジオ)を活字化した朝日新聞大阪本社版連載「米朝口まかせ」の書籍化第3弾。70人を超す門弟たちを育てた苦労話や人情話、藤山寛美、中村翫雀、旭堂南陵ら芸人、歌舞伎役者、講釈師たちとの交流を味わい豊かに語る。演じる側からみた作品論、演じどころと難しさのほか、「一通の手紙が一生の縁」「爆笑型だけやないはず」「学問かみ砕く人、必要や」「漫才は理屈やない」など含蓄あるエピソードで構成。落語ファン必読の一冊。
内容説明
仲間や弟子と酒酌み交わし藝を磨いた65年。数え米寿を迎える「語りの神様」による藝談集、待望の第3弾。
目次
第1章 お客さんに育ててもろた
第2章 私も負けてられません
第3章 上方歌舞伎、繁盛願う
第4章 道頓堀どこいったんや
第5章 人生変えてしもた一言
第6章 歳々年々、藝同じからず
著者等紹介
桂米朝[カツラベイチョウ]
大正14(1925)年11月6日、旧満州大連市生まれ。兵庫県姫路市出身。本名・中川清。昭和18(1943)年5月、作家で寄席文化研究家の正岡容に師事。昭和22(1947)年9月、四代目桂米團治に入門。三代目桂米朝を名乗る。昭和41(1966)年10月、京都・東山安井金比羅会館にて桂米朝落語研究会を始める。忘れられた噺を文献から発掘するなど上方落語の復興に尽力した。昭和62(1987)年4月、紫綬褒章受章。平成8(1996)年5月、重要無形文化財保持者(人間国宝)認定。平成14年(2002)年11月、文化功労者顕彰。平成21年(2009)年、噺家として初の文化勲章受章。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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