今夜は心だけ抱いて

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  • サイズ B6判/ページ数 335p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022501707
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

若いカラダと熟れたココロ、熟れたカラダと若いココロ。女はどっちで恋をする。最新恋愛小説。

著者等紹介

唯川恵[ユイカワケイ]
1955年石川県金沢市生れ。十年間の銀行勤務を経て、84年『海色の午後』でコバルト・ノベル大賞を受賞し、作家デビュー。恋愛小説やエッセイで多くの読者の共感を集めている。02年『肩ごしの恋人』(集英社文庫、04年)で第126回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

青蓮

91
母親とその娘が入れ替わってしまう話。とても面白く読みました。世間ではアンチエイジングが持て囃されて、なんだか年齢を重ねることをネガティブに捉えられているけれど、でも本作を読むと年齢を重ねることがとても魅力的に感じました。47歳は決して若くはないけれど、それまで生きてきた人生経験の重みや、年を経ることで滲み出る美しさ、気品があります。そして幾つになっても、恋愛をする楽しさや苦しさがあって、そこには年齢は関係無いんだなと改めて思いました。唯川さんの作品を読むと素敵な恋愛をしたくなりますね。2016/01/26

takaC

76
朝日文庫も集英社文庫も既読だけど単行本は初読み。柊子と美羽を混同してしまい厄介なのでうかうか読みは注意。文章に書かれていない(書けない?)ところをあれこれ想像させるから良作なんだろうか。2016/05/06

23
母の柊子と娘の美羽がちょっとした事故から中身が入れ替わってしまうというドラマやマンガによくある設定で初めは少しがっかりしたのですが、17歳と47歳のふたりの目線から女性の恋や性について深く描かれていたので面白く読めました。一緒に生活するうちに心の隔たりが少しずつなくなっていく姿や、それぞれ若いなりの感性・大人なりの感性で、心と体のギャップを抱えながらも葛藤している姿がぐっときました。ラストの展開は、それでいいのか!?と思いましたがそれぞれの幸せを求めた形がそれなら納得せざるおえませんね♪2012/11/27

きんぎょっち

14
不仲な母娘の中身が入れ替わる話。荒唐無稽なこの設定は、なぜか昔から需要&人気がある。入れ替わることで話が面白く展開し、読者の興味を引っ張れるからだろう。大事なのはこの設定で「著者は何を訴えたいのか」だ。この作品は、<女の価値は若さじゃないよ、年齢を経た方がいい事もいっぱいあるし、恋愛だって諦めなくっていいよ、実は人間としての成熟に年齢は関係ないよ>ってとこかな。気持ちはわかるけど、ちょっと女性に都合のいいドリーム入っているかも。そしてストーリーも、母娘二人の行動が極端すぎて引く読者が多いかも。2018/07/22

ケイ

14
どこかで読んだような話しだった。あまり、工夫も深みもなくて、この作家さんは初めてだっただけに、2作目はもう読まなくていいかなあって感じ2012/09/07

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