岩波ジュニア新書
森の日本史

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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005009398
  • NDC分類 K652
  • Cコード C0221

出版社内容情報

世界有数の林野率を擁する一方、衰退して危機的な状況にある日本の林業。日本人は森とどのように関わってきたのか。森林と共生した古代から、城郭、都市建設のための森林伐採拡大、植林技術の広がり、近代以降の森林利用の増大を経て、現代の環境共生まで、日本人と森林の関係を丹念にたどる。

内容説明

長い歴史の中で日本人はどのように森と関わってきたのでしょうか。寺社や城郭、都市建設の木材需要に応えるための森林伐採、さらなる森林利用の増大に伴う「尽山化」と植林技術の広がり、そして環境共生まで、古代から現代に至る日本人と森林・林業との関係を丹念にたどります。

目次

第1章 森林と日本人(人類の登場と森林;縄文文化とブナ帯文化 ほか)
第2章 古墳時代から室町中期までの森林・林業―森林伐採の開始と都市造営(大化の改新と森林利用規制;古代における寺社造営と森林伐採)
第3章 室町中期から近世までの森林・林業―大森林伐採時代と人工造林の成立拡大1(説話・物語にみる巨樹信仰と開発;農地開発と森林開発 ほか)
第4章 林野制度の近代化と森林・林業―大森林伐採時代と人工造林の成立拡大2(明治維新と近代的林野制度の確立;入会林野問題 ほか)
第5章 林業・木材産業危機の時代―新たな森林の環境機能(敗戦における「林政統一」と林業生産;天然林から人工林への転換 ほか)

著者等紹介

黒瀧秀久[クロタキヒデヒサ]
1957年生まれ。東京農業大学自然資源経営学科教授。博士(農業経済学)。専門は、農林経済学、環境経済学。米国ミシガン州立大学客員教授、中国南京農業大学客員教授、東京農業大学生物産業学部長、日本農業経済学会常務理事、復興農学会副会長等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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森林と日本人: 人類の登場と森林 縄文文化とブナ帯文化 弥生文化と照葉樹林帯文化 古墳時代から室町中期までの森林・林業―森林伐採の開始と都市造営 室町中期から近世までの森林・林業―大森林伐採時代と人工造林の成立拡大 林野制度の近代化と森林・林業―林業・木材産業危機の時代―新たな森林の環境機能: 敗戦における「林政統一」と林業生産 天然林から人工林への転換 外材輸入自由化と木材市場 資源ナショナリズムの登場と環境問題 人間と自然との新たな共生2021/11/17

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